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ゲーミングPCの相場は年々高額化し、ハイエンド構成のちょっと手前程度でも30万円ほどかかることがあります。
30万円レベルのゲーミングPCならば5年は余裕で使えると思いますが、私は一度に30万円使うよりも2~3年に予算を分割するほうが好きです。
今回は、ゲーミングPCに対する予算のかけかたについて紹介します。
ゲーミングPCはアップグレードしたくなるもの
まず、大前提としてゲーミングPCを長く使っていると、必ずどこかでカスタムやチューニングの欲求が出てきます。
特にCPUとグラボは性能的に問題ないにも関わらず、定期的に交換の欲求がでちゃいますね。性能ぎりぎりの状態で長く使う人はあまり見たことがありません。
というのも、CPUやグラボは、処理性能は大きく変わらずとも新機能が追加されていたり、消費電力が下がっていたりするため、世代が新しいほうが有利なのです。
例えばCPUならば、EコアとPコアの2種構成やMTP(最大ブースト時の維持に必要な電力仕様。従来のPL2に相当)など、世代が更新されるたびに新しい機能が追加されています。
GPUはもっと顕著で、フレーム生成技術やAI関連技術など、単純な処理性能以外の部分の補強が目覚ましいですよね。
こうした機能を使いたい欲求がどうしても出てくるため、購入後2~3年後あたりでパーツ交換に踏み切る方が多いのです。
この場合、ある年に一括で30万ほどかけてゲーミングPCを購入すると、累計の投資金額がさらに上積みされ、5年スパンで40万や50万円になってしまうことも珍しくありません。
ミドルレンジで組み、年5万円でカスタム
無限に予算を使える人ならば問題ないでしょうが、大抵のひとはできるだけ安く、快適なゲーミング環境を手に入れたいはず。
ここで問題なのが、どうすれば安くなるかという点なのですが、一般的にはパーツのグレードを下げる以外の方法がありません。
しかし、CPUやグラボのように世代交代で性能が向上しやすいパーツであれば、「購入時期を意図的にずらす」ことで結果的に割安な買い物ができることになります。
具体的には以下のようなパターンですね。
- 2023年にCPU3万円、グラボ6万円ほどのBTOパソコンを15万円で購入する
- 2~3年後に、CPUを売却し、そこに4万円プラスして新しいCPUを購入(総合的な予算は5.5万円程度)
- さらに1年後にグラボを売却し、5万円ほど足して新しいグラボを購入(合算後の予算は7~8万円程度)
このように、「まずBTOでミドルレンジ構成を購入し、自分が求める性能や使い勝手が明確になってきたら、少しずつ予算を足して理想のマシンに仕上げる」という方法です。
この方法の何がよいかというと、CPUやグラボの世代交代による付加価値の向上分を吸収しつつ、予算的にも余裕を持てることですね。
一気に30万円で初心者がゲーミングPCを購入すると、次の世代交代の時期には予算が足りずに、カスタムができないというケースが非常に多いです。
そこで、まずは必要十分なレベルでスペックを確保し、売却と残りの予算を合わせながら世代交代による性能アップ分を取り込んでいく、という方法をとることで長期間にわたって満足度の高いゲーミングPCを維持できます。
CPUやグラボは、ある年に性能100=3万円であるものが、次の世代では性能200=4万円になることも珍しくありません。当然、後者のほうが割安なのですが、使える予算がないと割安(つまりハイコスパ)な買い物ができないのです。
このように予算を何年かで分割する方法ならば、お金も確保しやすく常に割安な買い物ができます。
「単に考え方の違いでは?」と思う方もいるでしょうが、予算がないからといって高額なモデルを分割購入してしまうよりはお得です。ぜひ参考にしてみてください。