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マザーボードメーカーでは、ブルートゥースやUSBなど外部危機からの電波干渉やノイズ低減のために、さまざまな技術を投入しています。
マザーボードにはさまざまな機器を接続するので、どうしても外部の電波の影響を受けやすくなりますからね。高品質なマザーボードほど干渉やノイズには気を使っています。
今回は、主要なマザーボードメーカーが採用している電波干渉・ノイズ低減機能を紹介します。
電波干渉・ノイズ低減機能とは
電波干渉対策機能とは、一般的にはEMI(Electromagnetic Interference)やRFI(Radio Frequency Interference)を軽減するための技術や機能を指します。
具体的な技術名称はメーカーや製品によって異なる場合がありますが、以下に一般的なものをいくつか挙げてみましょう。
ASUS: ASUS EMI Shield
ASUS製の一部のマザーボードには、ASUS EMI Shieldと呼ばれる電波干渉対策機能が組み込まれています。
コンポーネントを電波干渉から守るシールドや配置の最適化などを通じて、安定した信号品質を提供するための機能です。
GIGABYTE: Ultra Durable Design
GIGABYTEは、一部のマザーボードで「Ultra Durable Design」という名前で知られる電波干渉対策機能を提供しています。
これには、高品質な材料やコンポーネントの使用、EMIシールド、レイアウト最適化などが含まれており、信号の安定性と耐久性を向上させることを目的としています。
MSI: Steel Armor / EMI Shielding
MSIの一部の製品では、「Steel Armor」または「EMI Shielding」といった名称で電波干渉対策が行われています。
PCI Expressスロットやメモリスロット周辺に金属製のシールドを配置することで、外部からの電波干渉を遮断することを意図しています。
ASRock: Full Spike Protection
ASRockは「Full Spike Protection」という名称で、電波干渉や電圧スパイクから保護するための技術を提供しています。
これにはサーキット設計の最適化や各種保護回路の組み込みなどが含まれています。
対策機能が組み込まれるのは主にミドルレンジ以上?
こうしたさまざまな電波干渉・ノイズ対策機能は、主にミドルレンジクラスのマザーボードから上で搭載されているようです。
ただし、ブランドによっては下位グレードのチップセットを載せているマザーにも採用されているので、メーカーによって違いがあるようですね。
また、大体3万円前後のグレードから積極的に採用されることが多いようなので、そのあたりの価格帯を狙うのも一つの手です。
こうした地味な機能は大々的に宣伝していないので、公式サイトや化粧箱の説明をしっかり読み込んで選んでいきましょう。