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ゲーミングPCはマザーボードを重視する方が多いです。しかし、昔はそれほどマザーボードが重視されていませんでした。
私が知る限り、マザーボードがここまで重視されるようになったのはここ5~6年です。価格も一気に跳ね上がりましたね。
そこで今回は、「マザーボードなんてどれでも同じ」という方に向けて、マザーボードの重要性をまとめてみました。
各パーツをつなぐ「ハブ」だから
PCにおけるマザーボードは、コンピュータ全体の基盤となる主要なハードウェアです。
マザーボードは、各パーツが連携して動作するための「ハブ」として機能しているわけですね。ハブとは簡単にいえば「多数の要素をつなぐ起点」です。
まず、マザーボードはコンポーネントの接続と通信を行っています。
CPU、メモリ、ストレージデバイス、GPUなどの主要なコンポーネントを接続するためのスロットやスロット、インターフェースを提供します。
たとえば、CPU ソケットは特定のCPUソケットに対応する形式でおさまっていて、ほかのパーツとの通信を担います。
また、メモリスロット(DIMM スロット)も同様に、メモリの種類や容量、速度に影響を与えます。メモリスロットの数はPCのメモリ容量を制限しているので、マザーボードの中でも特に重要な部分です。
そして、忘れてはならないのがチップセット。マザーボードのメインともいえるのがチップセットですね。
チップセットは、CPUやメモリ、ストレージ、拡張カードとの間でデータの通信を制御する重要な役割を果たします。
これにより、システム全体のパフォーマンスが決まるといっても過言ではないほど。チップセットのグレードが高いマザーボードは、さまざまな機能を保有しているからです。
例えば「PCIeレーンの数」は、チップセットのグレードで決まります。また、USBスロットの数やCPUバス(CPU内部の回路間を結ぶ伝送路)の性能もチップセット依存です。
さらに、グラボやストレージ(NVMe SSD)などのパフォーマンスにも直接影響します。
めったに交換しないから
マザーボードは、電源やケースを除けば最も寿命が長いパーツです。私の場合、マザーボードの更新=PCの更新なので、平均して5年以上は使いますね。
長く使うということは、耐久性や品質が重視されるということ。他パーツならば交換作業も簡単ですが、マザーボードの交換はPCごと入れかえることと同じです。
頻繁に壊れていてはPC自体が使い物にならないので、やはり品質がしっかりしたものを選ぶ必要があるわけですね。
安いマザーボードは「USBポートの一部が反応しなくなった」「イヤホンジャックから音が出なくなった」といった細かな不具合は出やすいですね。
とはいえ、現在のマザーボードは品質も耐久性も上がっていて、安いものでもめったに壊れません。
電源管理、温度管理の中心だから
PCの生命線は「適切な電力」と「温度」です。この2つを管理するのがマザーボード。
高品質なVRMを持つマザーボードは安定した動作を確保し、パフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
またh、ヒートシンクやファンコネクタ、温度センサーがしっかりしているマザーボードは、熱暴走によるサーマルスロットリングを防いでくれます。
普段あまり体感できない部分ですが、体感できないということはそれだけしっかり仕事をしてくれているということ。
ちなみに高額なマザーボードではチップセット付近の冷却が考えられていて、CPUやグラボの熱の影響を受けにくいと言われています。
高額なものは不要、しかし最低限のものは買うべし
マザーボードの品質=PCの品質、と言ってもさしつかえないほど重要なパーツです。
個人的な意見ですが、長く使いたいならばCPUかグラボのグレードをひとつ落としてもマザーボードにはお金をかけるべきです。
今は円安の影響もあって価格が上昇していますが、2万円前後のエントリーモデルならば数年はしっかり持つと思います。過度にケチらず、しっかりとしたマザーボードを選びたいですね。