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「Enhance(エンハンス)」という電源メーカーを聞いたことがある方は、少ないかもしれません。あまり表立って名前がでるメーカーではありませんからね。
しかし価格が安く高耐久な電源を生産するメーカーとして、自作PCファンやBTOパソコンメーカーの一部から定評があります。
あなたが買ったBTOパソコンの電源、もしかしたら「Enhance」製かもしれませんよ?
OEM元としては有数のメーカー
EnhanceはPC用電源のOEM元としては、有数の供給量を誇るメーカーです。「Enhance」名義で発売している製品は少ないのですが、サイズなどの有名メーカーに電源を供給し、供給されたメーカーが自社製品として売っているイメージです。
サイズのほかにも、玄人志向やSilverStoneからEnhance製の電源が発売されていることもあります。これだけ多くのメーカーに採用されているということは、それだけ信頼性が高くコスパが良い証拠でしょうね。
実際、長寿命で高耐久、高品質な電源を作ることには定評があります。自作PCやBTOパソコン初心者であれば、初めてその名を耳にする方も多いと思いますが、意外と身近なところにEnhance製の電源は存在するのです。
また、スリムタイプPCに使われる「Flex-ATX」規格に対応した電源を作っていることでも有名です。こちらは長方形の細長い形をした電源で、あまり目にする機会は無いかもしれませんね。
有名BTOメーカーも標準採用
実はこのEnhance製電源、有名なBTOパソコンメーカーにも採用されています。代表的なところでいえば「FRONTIER」でしょうか。
私が2016年に購入したFRONTIER製のBOTパソコンにも採用されており、コストパフォーマンスに優れたモデルは大半がEnhance製電源です。
名前を知らない頃は「少し怪しいメーカーだな」と感じたのですが、不具合もなく何年も稼働する質の良い電源といえます。もちろん、80PLUS認証にも対応していますよ。
Enhance製電源のおすすめモデル
このようにOEMやBTOパソコンの電源として出回ることが多いため、Enhance名義でリリースされているは少ないのが現状です。
そのため、ショップでもなかなか見つけられないかもしれません。しかし、おすすめモデルはしっかりと存在しています。
例えば、700W電源の「ATX-1870GB」がそれです。80PLUS認証の最上位「Titanium」認証付きで、価格は1万7千円前後。
価格はやや高めですが、日本製の105℃コンデンサを採用し、しっかりとしたヒートシンク、一部に固体コンデンサ採用など質の高さがうかがえます。
Titanium認証ですから変換効率と出力の安定性も担保されていますし、高出力な電源を末永く使いたい方におすすめの一品といえそうです。
ミドルレンジからハイエンドのグラフィックボード(GTX1060以上)にも十分対応可能ですよ。