Intelの第9世代CPU「Ice lake」シリーズとは

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第8世代CPUの登場でAMDとのデッドヒートを演じるIntelですが、すでに第9世代CPUの話題も出ています。

その名もコードネーム「Ice lake」。一体どんなCPUで、いつ頃登場するのでしょうか?

既に公式ページもある第9世代「Ice lake」

Intelの次世代CPU「Ice lake」は、既にIntelの公式サイトに登録されており、以下のように記載されています。

「Ice Lakeプロセッサファミリは、次世代のIntelRCoreプロセッサファミリです。 これらのプロセッサは、業界をリードするインテルの10nm+プロセス技術を利用しています。」

原文…The Ice Lake processor family is the next generation IntelR Core? processor family. These processors utilize Intel’s industry-leading 10 nm+ process technology.

2017年12月現在では、これ以外に特に目立った情報が記載されていません。しかし、日本語訳を見る限り、現行の14nmプロセッサよりも1段階プロセスルールを微細化した10nmプロセッサになるようですね。

プロセスルールの微細化はCPUの性能向上、TDP低下という効果を生み出してきたため、第8世代CPUと比較してどの程度性能がアップするのか楽しみです。

Cannon lakeとの関係は?

実はIce lakeが登場する前から「第9世代CPU」は計画されており、Intel社のロードマップ上でのコードネームは「Cannon lake」でした。

しかし第8世代CPUであるCaffe lakeが前倒しで発売されたことで、急きょ計画が変更になったものと考えられています。

Ice lakeのプロセスルールが「10nm+」となっているのも、元々はCannon lakeが「10nm」を採用する予定だったため、その次のプロセスルールということで「+」が付いているのだと思います。

ここで気になるのが、「Cannon lakeは一体どこへ消えたのか」という点です。様々な意見がありますが、Cannon lakeは第8世代に含まれるという考え方もあるようです。

このあたりはIntel社の中の人のみぞ知る、ということでしょうか。ちょっと混乱気味ですね。

14nmプロセス以降の微細化は困難を極めており、10nmへの移行が進まないことや、ライバルであるAMDがRyzenで巻き返してきたことなどが影響しているのかもしれません。

Ice lakeの発売時期は2018年から2019年?

正確な情報ではありませんが、現在のロードマップが推測すると、Ice lakeは2018年後半から2019年に登場すると見られています。

しかし、これもライバルのAMDや開発計画の都合で前後しそうです。いずれにせよ、2018年は第8世代CPUの強化で戦っていくのでしょう。

第8世代のCannon Lakeが非常に高評価なだけに、期待が高まりますね。