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2014年に仕様が確定し、現在の形になったUSB Type-Cは、万能型のインターフェースとして本格的に普及してきました。しかし、まだまだ一般的とは言えず「結局何が凄いの?」という疑問の声も聞こえてきます。そこで、USB Type-Cのメリットをまとめて紹介します。
USB Type-Cのメリット
USB Type-Cのメリットは、主に以下3つに集約できます。
データ転送が早い(1GBあたり0.9秒)
従来のUSB3.0では転送速度5Gbpsが限界でしたが、USB Type-CはUSB3.1 Gen2に対応し、転送速度10Gbpsです。ちなみにUSB2.0は転送速度480Mbpsが限界でしたから、約20倍もの速さを実現していることになります。
大容量(100W)の電力供給
USB Power Deliveryを使用した100Wの電力供給で、周辺機器との配線が1本化できます。100Wの容量があれば、外付けストレージやプリンター、ディスプレイなどを接続しても十分に余力があるでしょう。
さまざまなデバイスに対応した汎用性の高さ
USB Type-Cは「オルタネートモード」を搭載しており、さまざまな接続規格に対応できる柔軟性を持っています。HDMIやDisplayport、USB、そのた接続規格が混在する環境でも、USB Type-Cで問題なく接続できます。
2018年時点では、理論上USB Type-Cに対応しているだけでほぼ全てのAV機器や周辺機器に接続できることが強みでしょうか。
また、「Thunderbolt 3」を使用した外付けGPUボックスの接続でPCを手軽にパワーアップできることもメリットといえるでしょう。ゲーミングPCはモニターやキーボード、マウス、スピーカーなど様々な周辺機器と接続するため、USB Type-Cに対応すると本当に便利です。
USB Type-CとUSB 3.1の違いは?
よくUSB Type-CとUSB 3.1を同一に考えている方がいますが、この2つは全く異なるものです。簡単に言うとUSB Type-Cは「コネクタ形状の物理的な規格」で、USB3.1は「高速転送や大容量電力供給を可能にした新しい技術の規格」です。
そのため、コネクタの形状がUSB Type-Cであっても、USB3.1に対応していない可能性があります。(ただし、現実にはUSB Type-CならばほぼUSB3.1に対応しています)
「物理的なコネクタ形状の規格」と「技術の規格」という明確な違いがあることを覚えておきましょう。
ゲーミングノートPCには必須の規格になる可能性も
USB Type-Cは、特にゲーミングノートPCにおいて、必須レベルの規格になっていくでしょう。特に電力供給能力とThunderbolt 3と接続可能であることがポイントです。ノートPCの弱点は「電力」と「GPU能力がアップグレードしにくいこと」でした。
この2つを一気に解決できるのがUSB Type-Cです。本格的な普及はまだまだこれからですが、USB Type-Cが搭載されていれば、性能の底上げが楽になります。パソコン工房やドスパラなどの大手BTOショップでも、USB Type-C搭載のゲーミングノートPCが販売されていますので、是非チェックしてみてください。