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PC周辺機器で絶対に必要なものといえば「マウス」や「キーボード」があります。特にキーボードは、最も頻繁に手に触れる部分であり、入力デバイスとして無くてはならないものです。
このキーボードが、そのままPCになったとしたらどうでしょうか。今回は話題の「キーボードPC」に焦点を当ててみます。
キーボードだけでOK?キーボードPCとは?
キーボードPCは、その名の通り、「キーボード内部にPCが組み込まれている」製品です。ITデバイスを販売しているテックウィンド社が開発しており、ビジネス用途で注目されています。早速スペックを見ていきましょう。
キーボードPC(キーボードPCⅡ Pro Edition)のスペック
OS | Windows10 64bit Pro |
CPU | Atom x5-Z8350(4コア4スレッド、1.44~1.92GHz動作、TDP2W) |
メモリ | DDR3L 4GB |
ストレージ | eMMC 32GB |
バッテリー | 6000mAh |
その他 | カードリーダー、HDMI出力、VGA出力、USBポート、有線LANポートあり |
このようにスペックとしては、3年ほど前の「手のひらサイズPC」と大差ありませんね。ただし、この構成をキーボード内部に収まるように設計したのが凄いところです。
CPUのAtomですが、14nmプロセスで製造されており、やや非力ながらも4コア4スレッド。事務作業程度なら比較的スムーズにこなすでしょう。しかし、画像処理や映像処理の能力はほとんどありませんから、動画再生だけでもやや重さを感じるかもしれません。
スペックよりも「使いやすさ」が魅力
このようにスペック的にはやや不安が残るものの、キーボードと一体化しているPCは、それだけで大きなメリットがあります。まず、何よりも「持ち運びやすい」ということ。キーボードだけを持ち歩く人は結構多いもので、私も以前は「マイキーボード」を出張先に持って行っていました。
PC本体の性能は我慢できても、実際に手に触れるキーボードの違和感は我慢できなかったからです。PC作業で中心になるのは、「キーボード」「モニター」など、実際に人間の体に接する部分。本体の性能よりも、この2つの使いやすさが重要です。
したがって、馴染んだキーボードがそのままPCになるのであれば、スペック以上の恩恵があると感じています。
メインマシンの傍らでサブマシンとしても使える
スペック的にゲームをプレイするのは無理ですが、サブマシンとしてネット閲覧やSNS使用などは問題なくこなせるでしょう。PCとスマホを行ったり来たりするよりも、キーボードPCを「2台目」としたほうが使い勝手が良いと思います。
ちなみに価格は「25000~30000円」となっており、サブマシンやハイエンドスマホよりも圧倒的に安いですね。価格と使いやすさのバランスが良いので、これはダークホースかもしれません。2台目のPCを探しているなら、ぜひ検討してみましょう。