デュアルディスプレイは本当に「高効率」?

モニターを2枚に増やすデュアルディスプレイを使い始めて早10年近くが経過しました。最近は、常にディスプレイが2枚以上ある生活に慣れてしまっているため、効率について考える機会が減っていました。

しかし、知人に「ディスプレイって2枚のほうが便利?」と聞かれたため、改めて効率について考えてみることにします。

デュアル化のメリットをおさらい

まずは、デュアルディスプレイのメリットを整理しておきましょう。デュアルディスプレイのメリットは以下2点です。

  • 単純に作業領域が広くなるので(拡張設定の場合)、資料や画面が見やすい
  • 「ゲームをしながら動画視聴」など「ながら作業」の利便性が飛躍的にあがる

例えば「ワードを開きながらエクセルで作業」や「検索結果を見ながら攻略法を確認してゲームをすすめる」といった使い方であれば、デュアルディスプレイは非常に強いですね。

よく3枚目が欲しくなる、という話も耳にしますが、個人的には2枚で十分かなと。ブラウジングや資料専門のモニターとしてピボット可能なディスプレイがあれば、確かに便利そうですが、首の稼働幅も増えるので私は2枚がベストです。

デュアルディスプレイのデメリット

しかし、デュアルディスプレイが大正義かと問われると、ちょっと疑問に感じる点もあります。それは、次のような理由からです。

  • 単純に「気が散る」確率があがる
  • ディスプレイの配置によっては左右の目の疲れに差が出る
  • 大画面ディスプレイ(32インチ程度)の分割表示のほうが使いやすい

ディスプレイが複数あるということは、目に入る情報量が増えるということです。必要な情報であれば良いのですが、不要な情報が入ると人間の脳は逆に疲労してしまいます。

つまり「情報量の多さ」=「効率」ではないのです。これは長くデュアルディスプレイを使っていると体感するはず。

何かひとつ、深く物事を突き詰めたいときには、デュアルディスプレイは逆に不便なのです。端的に言うと「目の端に映る情報が邪魔」になってしまいます。

サブディスプレイに何も表示させなければよいのですが、デュアル化の時点で2画面の情報が見えるような配置になっているわけで、それも難しいのが実情。

また、ここ2年ほど愛用している32インチのWQHDディスプレイの使い勝手の良さを知って以来、デュアルディスプレイが「正義」ではないと感じるようになりました。

特に資料を並べたりブラウザを並べたりする場合は「ウィンドウズキー+矢印(左右)」で画面の半分に瞬時に表示できるため、「並べて表示」が非常に楽です。

32インチかつWQHDクラスであれば、左右にドキュメントやブラウザを並べて使う場合でも、「文字が小さすぎる」ということはありません。

むしろ、2枚の画面を往復せずに情報を見比べられるため、体の負担は小さく、効率も良いと感じています。

私はすでに何か調べ物をしながら資料を作る場合は、32インチのディスプレイを左右分割表示にして(ウィンドウズキー+左右キーで配置して)使用しています。

ということで、場合によっては、大画面ディスプレイを1枚で使い込んだほうが効率が良いということも分かりました。

ゲーム+αなら確かに便利

デュアルディスプレイは、まだ大画面ディスプレイが高価だった時代に流行ったものです。今は、30インチオーバーのディスプレイが安く手に入るため、必ずしも高効率とは限りません。

しかし、「ゲームをしながら動画」「攻略法を見ながらフルスクリーンでプレイ」「配信しながらプレイ」といったスタイルには、まだまだマッチしますのでゲーマーにとっては最適解のひとつですね。