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海外では大きな盛り上がりを見みせるeスポーツ。日本以外の国ではすでにリアルスポーツとの大差ない状況になっています。また、かねてより五輪競技に昇格する可能性が指摘されており、ゲーマーの注目を集めていました。
果たして、本当にeスポーツは五輪競技に昇格するのか?2019年の情報をもとに再度検討してみたいと思います。
2020年東京五輪には間に合わない
2018年に、アジアオリンピックを主導する国際団体「アジアオリンピック評議会」が、e-sportsを競技種目として承認したというニュースが流れました。
eスポーツは、022年に開催されるアジア競技大会の正式種目として認められているのです。(「League of Legends」「Over Watch」が有望視されています。)
これは、通常のオリンピック正式種目になるための通過儀礼といえるため、「いよいよ五輪種目か?」という期待が高まったことは記憶に新しいでしょう。
しかし、2020年に開催される東京五輪に関しては、特に目立った動きがありませんでした。さらにIntelは「東京五輪に合わせてeスポーツのイベントを開催する予定がある」としたものの、詳細については続報がありません。
eスポーツが五輪種目になるのは最短でいつ?
2019年時点では、最短で「2024年開催のパリ五輪(夏季オリンピック)」が有力だといえるでしょう。しかし、あくまでも「追加種目」としての開催になる可能性が高いです。正式種目になるためには、まだいくつかのハードルがあります。
eスポーツ市場は拡大していて、リアルスポーツを含めた競技人口ランキングでは10位以内にランクインしているほど。
「2018 Global eSports Market Report by Newzoo」の発表によると、世界のeスポーツ愛好者は1億6500万人にも上るのだそうです。
PUBGやLOLといった超ビッグタイトルが根強い人気を誇るほか、AMDとIntel、AMDとNvidiaによる開発競争も盛んです。
一時のブームほどではありませんが、ゲーミングPC市場もまだまだ勢いがあります。高校生や大学生が部活動のようにeスポーツを楽しむ機会もふえました。
こういった流れを見ると、2024年には何らかの動きがあってもよさそうな気がしますが…。
eスポーツ後進国と言われる日本の今
日本国内に目を向けてみると、最近やっとプロライセンス発行母体となる組織「日本eスポーツ連合(JeSU)」が認知されはじめました。日本eスポーツ連合(JeSU)では、タイトルごとにプロライセンスを発行しています。
しかし、大会の賞金についてはさまざまな議論があり、「賭博罪」「景表法」「風営法」との絡みが指摘されているため、海外のように高額な賞金が出しにくいという現状もあるようです。
これらは日本独自の問題であり、「eスポーツ後進国」と呼ばれる原因になっているようですね。とはいえ、以前はこういった議論自体がなかったわけですから、今後は何らかの進展があることは間違いありません。いつか日本人がeスポーツでメダルを取る日を見てみたいものです。