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MHLは、スマートフォンなどのモバイルデバイスとPC用モニター・テレビなどを接続する技術です。最近になって、MHL対応モニターの使い勝手の良さを再認識しました。
スマホの性能が上がっている今、MHL対応モニターがあればサブPCは不要かもしれないですね。
MHLとは?
MHLとはモバイルデバイスとモニター・テレビなどを接続できる映像伝送用インターフェースの名称です。米Silicon Image社によって開発され、日本でも2014年あたりから急速に普及しました。
モニター側はHDMI、モバイルデバイス側はタイプD(マイクロHDMI)やMicroUSBコネクタで接続し、映像データの伝送が可能です。
MHLを使うことによって、スマホなどの画面情報を大画面モニターで表示できるようになり、使い勝手が向上するわけですね。
スマホで再生したyoutube動画を大きなモニターで見たり、ゲームを楽しんだりと、さまざまな使い方が想定されます。私も何度か使ったことがありますが、慣れるとかなり便利です。
ただし、MHL対応モニターはそれほど多くない
このように非常に便利な機能なのですが、実は一時に比べるとMHL対応モニターは減ったように思います。
私が所有しているフィリップスのMHL対応モデル「224E5QHSB/11」も、発売は2014年。しかし後継モデルにはMHLが搭載されていませんでした。2020年現在、MHL対応モニターはほぼ絶滅していると言っても過言ではない状況ですね。
便利だったので対応モニターを探してみましたが、ここ1~2年のモデルではMHL対応のモニターは見つけられませんでした。
実際の使用感はかなり良かった
実際には、遅延もなく、手元のスマホ操作がほぼリアルタイムに画面に反映されるので、慣れればかなり快適でした。有線ケーブルでの接続になるため、必然的にテレビよりもPCモニターとの相性が良くなります。
「メインモニターの下にスマートフォンを固定し、MHLでサブモニターを接続する」というスタイルにすれば、実質的にサブPCの運用と変わりありません。
特に、最近の処理能力が高いスマホならば、MHLの恩恵を存分に受けることができるでしょう。キーボードの隣にスマホを置いて、ソシャゲとネトゲを並行して遊ぶ…というスタイルが、ストレスなく実行できるからです。
スマホのネックは画面の小ささで、これは電話機という特性上、今後も避けられないものです。
MHLはこうしたスマホの弱さを解決し、「まるでPCのように使う」ために最適な技術だったのですが、このまま廃れそうな気配が…
ということで、もしMHL対応のモニターが売っているのを見かけたら、いちど試してみてもよいかもしれません。少なくとも私は、フィリップスの「224E5QHSB/11」をもうしばらく保管しておくつもりです。