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昨日までは何事もなかったように動いていたPCが挙動不安定になったことはありませんか?ゲーミングPCは高負荷な状態が続きがちなため、たびたび原因不明の不具合が発生します。
不具合の原因を特定するには、結構な時間と労力がかかりますよね。そこで、ゲーミングPCの不具合を解消するコマンドをご紹介します。
ゲーミングPCの不具合でまずやるべきこと
一般的にゲーミングPCの挙動が不安定になった場合は、次の3つを試すことが多いでしょう。
再起動
再起動は最もメジャーかつ手軽な対処方法ですね。
しかし、再起動で解消されるのはあくまでもアプリケーションの挙動であることが多いと思います。
もし、ファイルシステムなどに不具合がある場合は、再起動はあまり意味がないかもしれません。
ドライバ更新(もしくはロールバック)
ドライバの更新、もしくはロールバックによってデバイス周りの不具合は解消されることが多いです。
逆を言えば、デバイスドライバ周りの不具合以外はあまり効果がありません。
個人的には、GPUやマウス、Webカメラなどのドライバ以外はあまり効果がなかったですね。
OSのクリーンインストール
3つの方法の中で最も強力かつ信頼性の高い対処方法ですね。しかし、いかんせんかなり面倒です。
バックアップをかなりしっかり作っていないと、OSインストールから環境構築まで数時間かかることもあります。
OSクリーンインストールの前に「sfc /scannow」を試そう
OSクリーンインストールは最後の手段として、その前にパワーシェルから「sfc /scannow」を実行してみてください。
sfcコマンドは、Windowsのシステムファイルをチェックするためのコマンドです。オプションとして/scannowをつけることによって、ファイルシステムを即時にチェックすることができます。
sfc /scannowを実行すると、システムファイルに不整合が発生していないかのチェックが走ります。また、不整合を発見した際には自動修復も行います。
このとき、インストールディスク/ファイルが必要になるかもしれませんので、あらかじめ用意しておきましょう。
sfc /scannowはOSクリーンインストールとは違い「適用済みのWindows Updateが消えない」というメリットがあります。つまり、最新の状態をそのままチェックし、修復してくれるのです。
DISMでシステムイメージの修復も
sfc /scannowと似たコマンドに「DISM」があります。DISMはWindowsのシステムイメージに破損がないかをチェックし、修復するコマンドです。
sfcがバックアップと現状を比較して不整合を確認するのに対し、dismはファイルの破損をチェックし、Windows UpdateやWindowsイメージ(DVDやイメージファイル)から修復を行います。
より深刻な不具合の場合は、DISMのほうが効果的かもしれませんね。また、sfcと併用することでより確実に不具合を解消することもできます。
まずsfc /scannowを実行し、その後にDISMを実行、そして再度sfc /scannowを実行して最終確認をすると良いでしょう。
sfc /scannowとDISMはWindowsの不具合を手軽に、かつ短時間で修復できる優秀な対処方法です。ぜひ覚えておいてください。