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自作初心者が一度は感じる疑問のひとつに「ノートPCは自作できるのか?」というものがあると思います。
私も何度となく実行に移そうか考え、一度だけ実行したことがあります。果たしてノートPCの自作はどんなメリットやデメリットがあるのか、考えてみましょう。
ノートPCの自作に欠かせない「ベアボーンキット」
ノートPCの自作はデスクトップPCと少し異なり、「ベアボーンキット」という「マザーボード+電源+ケース(筐体)」があらかじめセットになったものを使います。
ノートPCの骨組み的な位置づけのパーツと考えてください。このベアボーンを中心として、CPUやメモリ、ストレージなどを組み立てていき、ノートPCの形にしていきます。
ちなみに、ディスプレイはすでにサイズが決まっており、組付けられていることがほとんどです。そのため、使用するベアボーンキットによってサイズはほぼ固定と考えてください。
しかし最近はノートPC用ベアボーン自体が希少
ここまで紹介したにも関わらず残念な結果なのですが、現時点(2017年時点)では、すでにノートPC用ベアボーンはかなり品薄です。そもそも需要が無いからでしょう。
10年ほど前はそれなりにノートPC用ベアボーンが販売されていたのですが、最近は超薄型&ハイスペックなノートPCが出回っており、自作するメリットが皆無です。
中途半端にお金をかけてノートPCを自作するのなら、BTOメーカーの製品を買うか、デスクトップを自作してしまったほうが良いですからね。
ただし、どうしてもノートPCを自作したい!という方ならば、「ラズペリーパイ」と呼ばれる超小型基盤を使ったノートPC自作キットがおすすめです。
「pi-top」という製品名で検索すると見つかるでしょう。しかし、こちらも日本ではかなり品薄で在庫が無い状態…。ノートPCの自作市場は完全に沈黙していると考えて良いでしょう。
ノートPCの自作にメリットはほぼ無い時代
かつてはわずかながらですがノートPC用ベアボーンキットが販売されており、通常のノートPCには乗らないようなCPUを載せてみたり、オーバークロックをしてみたりと楽しみがあったのですが、現在はほぼ不可能です。
しかし、ノートPCの自作自体にメリットがないため、これも仕方のないこと。そもそも最近のゲーミングノートPCは、高性能なグラフィックボードを載せるために独自仕様を採用しており、個人が作るのは難しいという側面もあります。
ノートPCは大人しくBTOメーカーの製品を購入するのが無難といえるでしょう。