打倒Coffelake-Sなるか?Ryzen2000シリーズのベンチマーク結果

Intelの強力なライバルであるAMDのRyzenシリーズが、ついに本命のデスクトップ向けモデルで第2世代に突入しようとしています。

この第2世代Ryzen「Ryzen2000シリーズ」は、2018年に入って徐々に情報がリークされはじめ、先日ついにベンチマークの一部が出回りました。

今回はそのベンチマーク結果を見ながら、intelの第8世代(Coffelake-S)CPUと比較してみたいと思います。

Ryzen2000シリーズのベンチマーク

PCパーツ情報を紹介している海外サイト「VideoCardz」によれば、Ryzen2000シリーズのベンチマークスコアは以下のような結果だそうです。

Ryzen 7 2700X(3.20GHz) Fire Strike:16271 Cinebench15:1748
Ryzen 5 2600(2.93GHz) Fire Strike:15242 Cinebench15:1277

ちなみに既存のRyzenシリーズのスコアは以下の通りです。

Ryzen 7 1700X(3.20GHz) Fire Strike:15245 Cinebench15:1550
Ryzen 5 1600(2.93GHz) Fire Strike:14236 Cinebench15:1137

さらにライバル製品となるCoffelake-S世代のCPUはこちら。

Core i7 8700K(3.60GHz) Fire Strike:16840 Cinebench15:1425
Core i5 8400(3.60GHz) Fire Strike:15856 Cinebench15:957

この結果を見る限りでは、Ryzen2000シリーズは元々得意であったCinebench15の処理では順当に性能を伸ばし、3DMarkではCoffelake-Sに肉薄していると考えて良さそうですね。

また、第1世代となるRyzen1000シリーズと比べても、6%~12%程度の性能向上が見られます。第1世代をベースとした改良版であると考えて間違いなさそうです。

既存のRyzen1800Xとどう差別化するか?

ここで気になるのがRyzen2000シリーズの最上位とみられている「Ryzen 7 2700X」と既存の「Ryzen 7 1800X」の差別化です。

Ryzen1000シリーズは値下げがあったため、最上位のRyzen 7 1800Xでも38000円前後で入手できるようになっています。

これに対し、Ryzen 7 2700Xは330ドル程度で、日本円にすると35000円くらいでしょうか。国内で販売されるときは数千円上乗せされることを考えれば、Ryzen 7 1800Xとほとんど差がありません。

したがって既にRyzen 7の上位シリーズを所持している方ならば、買い替える理由に乏しいといえるかもしれないですね。

ただし、Ryzen2000シリーズは2700Xより上のモデルも存在していると噂されています。順当に考えれば1800X相当の「Ryzen 7 2800X」ですね。これがどの程度の性能、値段かを見極めてからでも買い替えは遅くありません。

個人的なおすすめはRyzen 7 2700

なぜこれがおすすめかというと、軒並みTDPが高いRyzen2000シリーズの中で「65W」と現行モデル並みのTDPであり、3万円強(299ドル)で買える8コア16スレッドCPUだからです。

これからRyzenシリーズに換装しようという方には、うってつけのメニーコアCPUといえます。既存のRyzen1000シリーズよりも性能が良く、TDPも価格もほぼ据え置きと、非常に手が出しやすいですよね。

動作クロックもRyzen 7 1700が「3~3.7GHz」なのに対し、Ryzen 7 2700では「3.2~4.1GHz」と順当に上がっています。

大手マザーボードメーカーからRyzen2000に対応するX470チップセット搭載モデルも発表されていますので、合わせてチェックしていきましょう。