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ゲーミングPCは決して安い買い物ではありませんから、予算でつまづく方が多いと思います。一方、PCパーツの性能は年々進化しており、単にゲームをするだけなら必ずしも最新型のPCが必要ではありません。
そこで浮かび上がるのが「アウトレットPC」です。新品よりも安く購入できることから、徐々に人気が高まっています。では一体、どのくらいアウトレットPCが安いのか、検証してみましょう。
新品価格よりも1~2万円安が相場
アウトレットPCの相場は、概ね「新品価格-1~2万円」です。また、種類としては「キャンセル品(未使用品)」と「修理品」が主流といえるでしょう。
- キャンセル品…注文がキャンセルされ、出荷前状態で保管されている商品。未開封で未使用の状態。カスタマイズ不可能。
- 修理品…初期不良等の理由で返品され、修理された商品。
このほか、クーリングオフ品、再生品(リファービッシュPC)、型落ち品、箱破損品などがあります。
再生品 | 展示品や法人契約のリース切れ商品を整備し、通常使用が問題ない状態に回復したもの。 |
型落ち品 | 世代交代などにって古くなったモデルをアウトレットとして販売している商品。通常は、未開封かつ未使用。 |
箱破損品 | 梱包(箱)にキズや汚れがあることで値引きされている。中身は新品同様。 |
個人的には、箱破損品が狙い目だと思うのですが、最近はほとんど出回っていません。キャンセル品と修理品が全体の8割程度を占め、残りが再生品といったイメージです。実際にドスパラのアウトレットPCを見ても、キャンセル品と修理品のみとなっています。
ただし、「Core i7-8086K」+「RTX 2080」でメモリ16GBという準最新構成のゲーミングPCが、1~2万円安いのは単純にお得ですね。余った予算でそこそこのモニターが買えるため、小まめにチェックしておくべきかと思います。
大手BTO各社のアウトレットPC販売状況は?
ドスパラ、パソコン工房、マウスコンピューターなど大手BTOショップでは、軒並みアウトレットPCコーナーを設けています。
それぞれの傾向を大まかに分析すると、以下のとおりです。
ドスパラ
最新モデルから型落ち品まで万遍無く売り出されている。ただし、型落ち品は在庫なしの場合が多い。最新世代の20~25万円の価格帯が1~2万円安く買える。
https://www.dospara.co.jp/5electric/shopping/br74/sbr168/
>> 【徹底検証】ドスパラの「アウトレット」は本当にお得なのか?
パソコン工房
ノートPCや小型PCのアウトレットが多い。「展示、貸出等」とひとくくりにされており、商品の詳細がわかりにくい。10~20万円の価格帯が多め。
https://www.pc-koubou.jp/category/042203.html
マウスコンピューター
型落ち品を「工場在庫品」、使用済み・再生品を「アウトレット品」と定義。カスタマイズや延長保証の追加も可能。ただし、台数は少ない。
https://www.mouse-jp.co.jp/abest/wakeari/
各社とも、アウトレットの定義や価格帯、その他サービスで違いがありますね。安さならパソコン工房、高額品を割引で買いたいならドスパラ、保証やカスタマイズも含めたトータルならマウスといった印象です。
最高性能・最新世代を追求しないなら十分にあり
価格は、新品から1~3万円程度の値引きであるものの、「1世代前の型で良い」「型落ちの新品が欲しい」といった方にはアウトレットがおすすめです。
ただし、品ぞろえは決して良いとは言えないため、小まめにチェックしながら選んでいく根気が必要かもしれませんね。ゲーミングPCのコスパを追求する方法として、アウトレット品狙いは十分ありだと思います。