Intelの内蔵GPUが進化する?Coreシリーズパワーアップの可能性

CPUの内蔵グラフィックは毎年のように進化しています。しかし、まだまだ独立GPUに比べると性能が低いことは事実です。

特に、AMDに比べるとIntelの内蔵グラフィックは貧弱な印象があります。このIntel製CPUの内蔵グラフィックですが、今後大幅な性能アップが予定されているようなのです。

処理性能1TFLOPS?Intelの”新”内蔵グラフィック

少し古いニュースですが、2018年の12月にIntelは次期内蔵グラフィック「Gen11」についての構想を発表しました。内容としては最大1TFLOPSという処理性能を持つ仕様に変更予定とのこと。しかし、1TFLOPSという性能は「今更感」があります。

なぜなら、Intel製CPUの内蔵グラフィックは、とっくに処理性能1TFLOPSを達成しているからです。例えば「Iris」シリーズは最大1~2TFLOPSの処理性能を持つものがあります。そのため、具体的にどの程度性能がアップするかは未知数といえるでしょう。

ただし、IntelはGPU開発全般に力を入れ始めており、この話が実現すればAMDのAPUに対抗できるスペックになるとも考えられます。

Coffee-lake世代(第8世代Coreシリーズなど)までの内蔵グラフィックは「Gen9」でしたから、単純に数字だけを考えれば2世代分のパワーアップが見込めるわけです。具体的には第10世代か第9世代(Core シリーズ9000番台)のバージョンアップ版で搭載されてきそうですね。

Intel製独立GPU「Xe」の構想も進んでいる

Intelは内蔵グラフィックだけではなく、独立GPUの開発も着々と進行させています。具体的には「Xe」シリーズと呼ばれるもので、ミドルレンジ~ハイエンドモデルが開発中のようです。2020年に市場投入予定とのことで、既に製品の外観写真も公開されています。

ぱっと見た感じは、AMDのRADEONシリーズに似ていますね。割とすっきりしたデザインで、スマートさとプレミアム感が出ています。

ちなみに、写真はこちらで公開されています。消費電力もだいぶ高そうです。一説では225~300W程度となるようで、だいたいGTX1080からRTX2080、RadeonⅦクラスのもの、と予想できそうです。

GPUはハイエンドモデルから順に発売されるため、Intelもこの流れに沿った形にしてくるでしょうね。また、最もよく売れるミドルレンジクラスで、どういった製品を出すのか興味がわいてきます。GTX1660TiやRadeon Vega 56あたりにどう対抗するのかが楽しみです。

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目指すは内蔵グラフィックスだけのゲーミングPC

おそらくIntelやAMDは、「独立GPUが無くても3Dゲームがストレスなく楽しめる」レベルまでは内蔵グラフィックを強化するでしょう。実際、内蔵グラフィックが強いCPUは人気になる傾向があります。AMDのAPUも、根強いファンがいますからね。

省スペースかつ低電力、なおかつトータルの予算も安くて済むため、ゲーミングPCにとっても良いことだらけです。現状のGTX1070~GTX1660Tiクラスの性能を内蔵したCPUが出てくれれば、現状のNUCをもっと進化させたようなゲーミングPCが登場するはずです。

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