ゲーミングPC用デスクの天板に向いている素材

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ゲーミングPCは、「環境」を作る趣味でもあります。本体の性能もさることながら、机や椅子をいかに整えるかで、プレイ時の感触が全く変わるからです。

特に「デスクの天板」は、最も触れる時間が長い部分だけに、素材にこだわるべきでしょう。では、ゲーミングPC用デスクの天板にはどのような素材が適しているのでしょうか。

ガラス

通販のゲーミングPC用デスクでよくあるのが、この「ガラス天板」です。見かけはクールでスタイリッシュ、機能性も高そうに感じます。

たしかにガラス天板は魅力的なのですが、私はあまりおすすめしません。それは、以下2つの理由からです。

  • 耐荷重が小さいことが多く、破損のリスクがある
  • 異様に冷えて、冬場は使用しにくい
  • 手垢やホコリが目立つ
  • 小さなキズから亀裂が入りやすい

強化ガラス素材は、通常のガラスに比べて3~5倍の強度を誇ります。しかし、強化ガラスであっても、「冷え」は回避できません。ベテランのPCユーザーは、あえてガラス天板を避ける人が多く、実用性はあまり高くないといえるでしょう。

私も一時ガラス素材の天板を使用しましたが、使いにくいため他のものに買い換えました。

金属(アルミ)

大型のものは少ないですが、ノートPC用の小型デスクでは頻繁に使われています。軽くて丈夫ですし、見た目もよいことから、人気がありますよね。

ただし、大型の製品が少ない事や、価格が高めであることを考えると、ゲーミングPC用デスクの天板としては疑問符が付きます。

正直なところ、あまり使っている人を見かけたことがありません。また、加工が難しく、木材と比較した場合にメリットがそれほど感じられないのも難点ですね。

「天板だけ購入してDIY」という選択肢が難しいのが難点。

木材

個人的に最も気に入っているのが、木材天板。ガラスや金属に比べると、天板素材としては優秀と言わざるをえません。

無垢素材ではなく、集成材(断面寸法の小さい木材を接着剤で再構成したもの、要はツギハギ)タイプがおすすめです。理由は、安くて入手性が高く、種類も豊富だから。

木材は冬場でも冷えにくく、手触りも良く、丈夫で安いものが多いです。天板だけ購入して、100円ショップの発砲スチロールブロックで足をつくり、オリジナルテーブルとして使用してもよいでしょう。

また、木材自体は軽いため、取り回しも楽です。さらに、穴を空けたり表面をみがいたり、角をカットできたりと、加工が楽なこともポイント。

木材はどこでも売っていて、個人でも購入のハードルが低いですよね。ガラスや金属は、こうはいきません。PCは自作できなくても、PCデスクを自作できれば、ゲームプレイ環境を圧倒的に向上させられます。

最近では、天板だけを購入できるサイトもあります。例えばこういうところですね。

個人的には木材+好きな脚の素材がおすすめ

以上のことから、天板素材は木材一択、足は必要に応じて選択、というのが良いと思います。既製品を買っても良いのですが、デスクは自作したほうが満足度が高いため、ここ3年ほどは全て自作です。

天板を決めてしまえば、脚は比較的何でもよいです。穴をあけて円柱型の脚をねじ込んでいいですし、発泡スチロールブロックでも自作できます。

スチールラック2台を1メートル間隔で設置し、木材天板を載せてしまっても良いでしょう。見かけは少し荒々しいですが、収納力や耐荷重の面から、非常に優秀なデスクになります。

快適なプレイ環境を求めるなら、「PCデスクはDIY」という選択肢があることも覚えておいてください。