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「実はPC自体にあまり興味がない」「しかしゲームは大好きでそのためにゲーミングPCが欲しい」私にもこういう友人が数人います。PCゲーム好き=PCに興味があるというわけではないですからね。
そこで、PC(というより機械全般)に興味がない状態で快適なPCゲームライフを送るためのポイントを整理してみます。
最低限の主要パーツだけ把握する
ゲーミングPCは「CPU」「GPU」のグレードで8割以上の性能が決まります。つまり、この2つのパーツの知識さえ持っておけば、「買ったPCでゲームが動かない」といった事態は防げるわけです。
ただし、CPUとGPUはそれぞれ複数の会社が製造しており、名前も違えば性能や得意分野も異なります。
一般的に良く知られた「Intel」と、ライバル企業である「AMD」の最新世代か、準最新世代のミドルレンジ以上(価格として約2~3万円以上)を積んでいるPCであれば、大抵のものは動きます。
GPUも同じで「AMD」と「NVIDIA」の2大メーカーがしのぎを削っていますが、特に色彩にこだわりが無いのであればNVIDIA製のGPUで十分です。
この2つのパーツのスペックが低くない限りは、他の要素(メモリやストレージ)に問題があっても何とかなってしまうのが実情です。
パーツが多くて覚えるのが面倒だ、という方はとりあえずCPUとGPUにだけ詳しくなってみてください。
「推奨モデル」を何も考えずに買う
「何も考えずに買う」と書くとちょっと詐欺的ですが、決してそんなことはありません。
大手のBTOメーカー(パソコン工房やドスパラ、ツクモ、マウスコンピューターなど)では、「ゲームタイトル+推奨PC」という名前でPCを販売しています。
例えば「PUBG推奨PC」みたいな感じですね。このようなPCはゲームソフトメーカーが公表している推奨スペックの2段階~3段階くらい上の性能であることがほとんどです。
また、価格的にも10万円台前半で収まることが多く、あとから何か別のパーツを買う必要もほとんどありません。
さらに最近は、「プロゲームプレイヤーの推奨モデル」「有名配信者の推奨モデル」なんかもありますね。これらも基本的には同じです。
ちょっと種類が多いので迷うかもしれませんが「今はこのゲームが好きだけど、後々別なタイトルもプレイするかもしれない」と考えるならば、最近リリースされたFPS向けの推奨モデルを買っておきましょう。
一般的にFPSはその他のジャンルよりも要求スペックが高く、最新のFPSがプレイできるのにMMOやRTSがプレイできないというPCはほとんどありません。
クラウドゲーミングサービスの提供を待つという手も
クラウドゲーミングサービスとは「クラウドサービスとしてゲーミングPCの利用を提供する」ものです。毎月一定の金額を支払えば、いつでもハイスペックなゲーミングPCを使ったゲームが楽しめます。
有名どころとしてはGoogleの「Stadia」がありますが、ソニーの「PlayStation Now」など日本企業も徐々に参戦していますね。
いまのところ、Googleの「Stadia」、Amazonの「Luna」、Microsoftの「Project xCloud」、NVIDIAの「Geforce NOW」が世界の4強でしょうか。
この中でGeforce NOWは、大手通信キャリアのSoftbankと提携し「Geforce NOW Powered Softbank」として日本国内にも提供されています。
高額なゲーミングPCを買う必要が無く、常に最新のマシンをサービスとして利用できるので、今後は普及していく可能性が高いですね。
こうしたゲーミングサービスの提供を待つのも、ひとつの方法でしょう。何しろ機械を触る必要さえありませんから。