白一色のゲーミングPCにおける意外なメリット

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PCは基本的に黒がベースであり、それ以外の色は珍しいですよね。ところがゲーミングPC界隈には、「白一色」にこだわる方々がいます。

私の友人も、ホワイトパーツだけを厳選してPCを組んでおり、いつ見てもPCは白一色。なぜそこまで白にこだわるのか、本人に話を聞いたところ意外なメリットがあったので紹介しておきます。

見た目だけではない「白一色なPC」のメリット

まず友人が語っていたのは「見た目がすっきりしていて、インテリアとして優れている」という点でしたね。

確かに白一色のPCケースや、真っ白なマザーボード、GPUは見ていて斬新かつスタイリッシュですし、インテリアとして優秀だと思います。

何よりも、大型のATX特有の「野暮ったさ」が消えますから。この点は私も想像していたとおりでした。しかし、友人曰く「見た目意外にもメリットはちゃんとある」とのこと。

それは以下のような点とのこと。

ネジ穴やケーブル類が見やすい

全体が白基調なので、マザーボードを固定するネジ穴や電源ケーブルなどが見やすいとのこと。

確かにPCケース内はパーツも黒ければ光量も少ないので、ネジ穴やケーブルが非常に見にくいですよね。この点が解消されれば、メンテナンス性は大きく向上します。

せっかくなので友人のPCケース内を見せてもらいましたが、確かに遠めでもネジ穴やケーブル類が見やすい印象。これは盲点だったなと感じました。

また、時折見える「地の部分(つまり黒い金属の部分)」がよいアクセントになっていて、パーツごとの輪郭がはっきりしており、視認性が高くて作業しやすそうだなと。

今まで白いゲーミングPCに何の魅力も感じなかったのですが、実用性の面で初めてメリットを体感した気がしました。

値崩れしにくい

白いPCパーツはそもそも流通量が少なく、特にPCケースなどは中古でも値崩れしにくいとも語っていましたね。

試しにフリマアプリなどで白いPCケースを検索してみましたが、確かに普通の黒基調なケースに比べると落札価格が高めです。

何の変哲もない、10年ほど前のケースでも5000円以上で取引されていたりするので、やはり「白」という点が上乗せされているのでしょうね。

こちらも気に留めたことがなかったので盲点でした。

熱くなりにくい

この点については、個人的に「??」と思いましたが、友人曰く「日光が当たる場所でも白は熱を反射するので熱くなりにくい」とのこと。

確かに白塗装は、熱を反射するため建物の外壁塗装などにも使われていますし、一理あるといえばあるのですが…。

そもそも直射日光が当たる場所にPCを設置するほうが問題なわけで、この点はちょっと同意しかねますね。しかし、黒よりは確かに熱くならないのかもしれません。

ちなみに、塗装業者の方が白塗装と黒塗装でどれだけ温度が変わるかを検証しているサイトがありました。

こちら(https://www.nurishin.com/article/15930591.html)ですが、25℃で直射日光が当たる場所に白・黒それぞれの金属板を放置したところ、「白は40℃」「黒は47℃」と7℃の差が生じたようです。

PCケースはいわゆる「真っ黒」なものが多いので、白塗装に変えるだけで表面温度は変わるのかもしれませんね。

白一色は高い!しかし相応のメリットもある

このように白一色のゲーミングPCには、見た目以外にもメリットがあることがわかりました。

白一色のゲーミングPCは、自作すると割高になります。性能よりも「見た目」を重視するパーツで、数も限られていますからどうしても割高になるのです。

しかし、それでも満足度は非常に高いそうですし、まずはケースだけでも白基調のものに変えてみてもいいのかもしれません。