自作PCやBTOパソコンで使えるおすすめの無料OS

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パソコンといえば、「Windows」が標準ですよね。これ以外のOSをほとんど見かけません。しかしメーカー製のPCと異なり、基本的にはOSは自分で選択できるのが自作PC。

もちろんBTOパソコンも同様です。OS無しモデルを選択すれば、その分だけ購入価格が安くなりますし。実は今、Windows以外にも無料でありながら実用性の高いOSがいくつかあるのです。

>> OSなしのBTOパソコンを買う方法

今回はサブPCや古いPCにもおすすめな無料OSについて解説します。

Ubuntu

リナックスの派生ディストリビューション(=リナックスから派生した別OS)の中では、GUIの充実度やWindowsとMacの中間のような操作性で人気を集めているOS。

筆者も古いメーカー製PCにインストールして、1年間使い続けたことがあります。OSをインストールした時点で9割がたのデバイスは認識するので、特に問題は発生しませんでした。

USBブートでインストールできるため、光学ドライブをもたないPCでも大丈夫。しかし最新世代CPUやグラフィックボードには対応していないことがあり、どちらかと言えば少し前のPCを再生する用途が向いていそうですね。

Linux Mint

Ubuntuから派生したリナックス系OSで、さらに軽量化&洗練されたGUIが魅力。Windowsと操作性が似ており、標準で付属している無料のオフィスソフトはマイクロソフトオフィスとの互換性も高いです。

ここ2、3年でぐっと知名度を高めてきましたね。動画や音楽の視聴にも強く、普段使いのOSとしては全く問題ない印象。

なお、Linux Mintには4つのエディションがありますが、5年以上前のPCならMATE、それ以降ならCinnamonがおすすめです。

Chromium OS

グーグルがPC向けに配布している無料OSで、「Chrome Book」なんかが一時話題になりましたね。実はこれもリナックスの派生ディストリビューションのひとつ。

無料OSの大半はリナックスベースなんですね。こちらもUSBからインストール可能です。また、Windows環境を残したままでインストール可能な「デュアルブート」にも対応しています。

アンドロイド端末のようにChromeストアから必要なアプリをインストールし、自分好みにカスタマイズしていきます。動作は軽快そのものでGoogleChromeを使った検索はもちろん、メールはSNS、動画視聴も可能です。

さらにマイクロソフト社のオフィスソフト(オンライン版)が動作するので、Windows環境との互換性もばっちり。ゲームをしないなら十分すぎるほどの機能を持っています。

以上、3つの無料OSを紹介しました。3つのOSに共通することは「操作感が初心者向けであること」でしょう。無料OS自体はかなり昔から存在していますが、コマンドベース(CUI)の操作が必要なことがありました。

しかしこれらの無料OSはインストール時にいくつかのコマンドを実行するだけで、あとはマウスとキーボードで操作可能です。ゲームには残念ながらほとんど対応しませんが、サブPCとして調べものや動画視聴などを行う分には十分ですよ。