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BTOパソコンや自作PC界隈では、「絶対性能派」と「コスパ派」がいます。これは今も変わらず、BTOパソコンメーカーも両方を意識しているように見えますね。
そこで、絶対性能とコスパ、それぞれをなぜ重視するのかについてまとめてみたいと思います。
絶対性能派は「体験」を重視
まず絶対性能をなぜ重視するかですが、私自身の経験や周囲の友人を総合すると「購入直後の体験が凄まじく良い」という点に行きつきますね。
絶対性能を重視する人は、必然的にハイエンドな構成を好みます。例えば、Core i9シリーズやRyzen 7シリーズの最上位を即買いするような人たちですね。
こういった人たちは、値段よりも「できるだけ早く、最新の性能に触れたい」という欲求が強く、「人柱」になることを恐れません。
私自身、絶対性能派だったころは、最新CPUやGPUが出るたびにすぐ予約し、到着後すぐにベンチマークを回していましたね。このベンチマークを回す瞬間がたまらなく好きでした。
基本的に値下がりするまで待つ、という選択肢はなく、いかに早く最新のパーツを入試し、PCの性能を高く保ち続けるかという点が大事でした。
その時々の最新パーツというのは、やはり魅力的です。圧倒的なパフォーマンスと、どのゲームもサクサク動いてしまう走破性はたまりません。
また、もし気に入らなくても値崩れが起こる前に売却してしまえば、そこまで元手はかからないのも良いところ。絶対性能派は、実はリセール価格(中古買取価格)にも敏感だったりします。
特にフリマアプリが浸透してからは、最新のパーツも高値で売却できるので、絶対性能派にやさしい時代かもしれません。
ということで、絶対性能を重視する理由としては「購入直後の体験が非常に良い」「常に最新の性能に触れられる」「パーツのリセール価格が良いので実は元手がかからず色々試すことができる」という3点にまとめられますね。
コスパ派は「実用性」を重視
一方、コスパ派は、とにかく実用的であることを求める気がします。私も今はコスパ派ですが、見た目やトレンドよりも「隠れたお買い得品」「あまり評価されていない中間グレード」なんかに魅力を感じますね。
なぜこういったパーツ選びをするかというと、失敗のリスクを減らせるからです。コスパを重視する=実用性重視=地味だけどそこそこ何でもこなせるグレードを選ぶ、という思考が成り立ちます。
この思考のもとにパーツを選ぶと、とにかく失敗しなのです。逆を言えば、絶対性能派のように「感激するほどの購入体験」も得られないわけですが…。
正直なところ、コスパで選ぶと新しいPCに買い替えたあとでも、あまり大きな感動はありません。ここ5年ほどは特にこの傾向が強く、日常用途であればPCを買い替えたことを忘れるくらいですね。
しかし、安定性という面ではかなり進歩していて、コスパ重視の割安なゲーミングPCであっても、ほとんどトラブルが起こりません。この点は、技術の進歩だよなあとしみじみ思います。
基本的にコスパ重視で購入したPCは、リセール価格があまり良くないので長期使用が前提です。売ってしまうともったいないので、「使いつぶす」つもりで買うわけですね。この点も絶対性能派とは異なります。
ということでコスパ派の理由をまとめると「失敗のリスクを避けたい」「長期使用で使い続けるため安定性の高さを重視」といったあたりになるかと思います。
GPU以外は「コスパ重視」で良いかもしれない
ゲーミングPCを使い続けるうえでは、GPUの性能をどれだけ高く保てるかが最も重要です。
GPU性能を高く保つためのCPUであり、メモリであり、ストレージなのです。この点から言えば、GPU意外はコスパ重視で長期使用を前提とし、GPUのみを随時アップデートしていく方法が理にかなっています。
CPUのスロットは定期的に仕様が変わり、それに伴ってマザーボードも買い替える必要がありますが、GPUは基本的にPCIe×16スロットがあれば良いですから。GPUだけを換えていくほうがコスパと絶対性能を両立しやすいですよね。