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キーボードの不具合解消について、今回は一風変わったメンテナンス方法を紹介します。
手に馴染んだキーボードは、お金では変えられない価値を持つもの。できるだけ買い替えせずに済むように、小まめにメンテナンスしておきましょう。
使用するのはカー用品?ホームセンターで揃うメンテ用品
では、早速キーボードのメンテナンス(修理)方法を紹介します。
キーボードのトラブルといえば、物理的なキーの欠損などを除けば「チャタリング」が定番ですよね。
チャタリングはいつ起こるかわからず、しかも高級キーボードだから起こらないというものでもありません。
キーボードの中では最も高価なメカニカルキーボードの「持病」と言っても良いトラブルだからです。
では、チャタリングが起こっってしまった場合、どうすれば良いのか。これについては以前、以下のような方法が挙げられます。
- キートップを外して清掃
- キーボードの接続部分(USB端子など)を清掃
- キーボードを取り外して30分ほど放置し、内部の電気をすべて放出するためにキーを連打
- 別のUSBポートに付け替え
この方法で改善することが多いのですが、実はもうひとつ、有力なメンテンナンス方法があります。それは「接点復活剤」による補修です。
接点復活剤とは、主に金属同士の接触を改善するためのケミカル用品です。車のバッテリー接続部分などの改善に使われるスプレー状のもので、カー用品店やホームセンターで入手できます。
商品名は「コンタクトスプレー」になっている場合が多いですね。このコンタクトスプレーを使い、キーボードのチャタリングを改善することができます。
コンタクトスプレーで接点を復活させる
チャタリングは、物理的な破損が発生している場合を除けば「キーボードの基盤とストローク部分の接触が悪化している」ことで発生します。
ではなぜ接触が悪化するかといえば、汚れやホコリの堆積などを放置するからです。メカニカルキーボードは複雑で精密な機構だけに、わずかな汚れやホコリでも接触不良を起こすことが多いのです。
この状態を解決できるのがコンタクトスプレーです。使い方は至って簡単。
- メカニカルキーボードのキートップを外す
- 軸を少し押し、軸の4隅から内部にスプレーを流し込むイメージで吹きかける
- 数回吹きかけたら、軸を50回程度カチカチと押す
これを10分おきに2回ほど繰り返すことで、高確率でチャタリングが改善します。私の場合、4つのキーでチャタリングが発生していましたが、全てコンタクトスプレーで治りましたね。
ちなみに、内容物がほとんど同じである「CRC」や「パーツクリーナー」でも同様の効果が期待できますが、これらはプラスチックを侵すことがあるため、コンタクトスプレーを推奨します。
クレ556などCRCは入手性が良いので便利ですが、どうしてもコンタクトスプレーが入手できない場合に検討してみてください。
もし軸の4隅にうまく浸透しない場合は?
スプレー缶専用の交換用ロングノズルがおすすめですね。金属製の細長いノズルであれば、軸の隙間に狙いを定めてスプレーを流し込みやすいです。
モノタロウやアマゾンで売っているロングノズルでも300円程度ですから、1本持っておくと便利ですよ。あとは綿棒も使用していきましょう。
スプレーを吹きかけたあとは、指ではなく綿棒で何度も押し込むことで、余分な溶剤が手につかなくて済みます。そのまま清掃にも使えるので、こちらもメンテナンス用に常備すると良いですね。