Intelの新しい純正CPUクーラー「Laminarシリーズ」の性能

Intelの純正CPUクーラーといえば、長らく「アルミの薄型ヒートシンクに銅を埋め込んだ小型のもの」でしたよね。

正直なところ、それほど性能は良くなく、そこそこ冷えるのですがうるさいという評価でした。

しかし、LGA1700世代(つまり第12世代CPU)からは、純正CPUクーラーが変更になるようです。果たして、性能は上がっているのでしょうか。

Intelの新純正クーラー「Laminarシリーズ」

Intelの新しい純正CPUクーラーは、これまでと違い黒一色の見た目になっています。

これまでは銀色のヒートシンクを基本とし、CPUとの接着部分に銅プレートが配置されていましたので、見た目はかなり変わりました。

名称は「Laminar」で統一されており、

  • PentiumやCeleron向けの「Laminar RS1」
  • i3 / i5 / i7向けの「Laminar RM1」
  • i9向けでLEDを備えた「Laminar RH1」

という3つのグレードが用意されるようです。この3つのうち、最もよく使用されるのは間違いなく中間グレードの「Laminar RM1」でしょうね。

ちなみにハイエンド向けのLaminar RH1は、他の2グレードにくらべてヒートシンクの高さがかなりあります。

「Laminar RM1」の仕様と性能

「Laminar RM1」はこれまでどおり4隅にプッシュピンを配置した薄型のCPUクーラーです。また、素材は同じくアルミ+銅ですね。

ただし、形状がこれまでとは変わっており、ヒートシンクが湾曲してファンの外周を覆うようになっています。従来の純正CPUクーラーよりも冷却能力が高いように見えますね。

参考URL:https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000089190/processors/intel-core-processors.html

海外のメディアでストレステストを実行していますが、AIDA64というストレステスト用のソフトウェアを用いた場合、アイドル状態では非常に静かでファンの回転数は1300RPMだったとのこと。

しかし高負荷状態ではそれなりに風切り音が発生し、どちらかといえば「うるさい」という評価が下されています。ちなみに、Laminar RM1のファンは最小600RPM~最大3150RPMまで変動するタイプ。

8センチサイズのファンですから2000RPMを超えると、たしかに結構うるさいでしょうね。ファンもむき出しですし。

実はこの評価、すでに気づいている方も多いと思いますが、これまでのIntel製CPUクーラーと全く同じです。私もCore i5 10400用の純正CPUクーラーの風切り音が気になって交換しましたから。

ちなみに交換したのはアイネックス社の「CC-06S」ですね。外見上は純正を4割ほど厚くしたもので、小型。ただし、ヒートシンクの高さがあるせいか冷却能力に余裕があり、高負荷状態でもしっかり冷えて静かです。

高負荷状態が長く続かないのであれば、純正互換タイプに交換して様子を見ると、騒音の問題はほぼ解決します。

それでも見た目で所有欲は満たせそう

性能はそれほどアップしていない用に見えるLaminarシリーズですが、おそらくAMDに対抗して純正CPUクーラーをアップデートしたのだと思います。

AMDの純正CPUクーラー「Wraithシリーズ」は、見た目もよく、そこそこ冷えることで一時期話題になりましたからね。

個人的には見た目がかなり良くなっているので、所有欲を満たすためにとりあえず使って見る分には問題ないと思います。