2022年2月にリリースされたフロム・ソフトウェアの新作タイトル「エルデンリング」の人気が高まっていますね。
有名メーカーの新作で、なおかつ中世をベースにした本格的なオープンワールド、さらにアクションRPGとなれば人気が出ないはずもありません。
しかし、最新タイトルだけあって、PCの要求スペックがやや高いことが玉にキズ。そこで、「Core i3+RTX3050」というライトな構成でもエルデンリングが遊べるのかを調べてみました。
ターゲットは「Core i3 12100+RTX3050」
ゲーミングPCの価格が上がっている中で、リーズナブルにそれなりの性能を発揮できる構成といえば「Core i3 12100+RTX3050」です。
Core i3 12100が約18500円、RTX3050が約4万円。この2つを使用してゲーミングPCを自作すると、だいたい11~13万円の間におさまります。
また、BTOパソコンメーカーでも10万円台後半のモデルが出ていますので、2022年時点ではかなりお買い得な組み合わせです。
エルデンリングは、どちらかといえば中~重量級のカテゴリに属するタイトルだと思います。フレームレートの上限は60なのですが、オープンワールドかつ本格アクションRPGなのでオブジェクトがとにかく多いです。
遠くの景色やモノまで見通せるので、GPUにはかなりの負担がかかっています。なので、CPUはともかくとして、GPUはRTX3060以上がターゲットでしょうね。
ということで、一般的に言えばややスペック不足と言える構成ですが、エルデンリングを遊べるのか試してみました。
画質を求めなければ十分エルデンリングを遊べる
結果から紹介すると、「画質:中」でフルHDであれば常時60FPSを実現できそうでした。
私の使用した環境は、以下の通りです。
CPU:Core i3 12100
GPU:RTX3050
マザーボード:ASUS「PRIME/H610M-E/D4」
SSD:M.2 SSD 500GB(Crucial P2シリーズ)
メモリ:DDR4 3200メモリ16GB(Crucial製)
電源:玄人志向 KRPW-BR650W/85+ (650W)
特にメモリはOCモデルではないですし、SSDも一般的なモデルです。また、マザーボードもスタンダードなASUSの「PRIME」なので、ゲーミング特化というわけではありません。
この構成でも、起動してから1時間はほとんど60FPSでしたね。ただし、余計な常駐アプリはすべてシャットダウンした状態です。
ちなみにこの構成でAPEXを動かすと、フルHDの最高画質で144FPSを出すことができました。第12世代のCoreシリーズはかなり優秀なので、GPUをもう少しグレードアップしても問題なさそうです。
長時間プレイやボス戦では注意
ただし、描画が派手になるボス戦や特定のマップでは少しFPSが落ちる可能性があります。また、画質はあくまでも「中」がメインで、それ以上にするとやはりFPSが落ちましたね。
特に戦闘シーンが少しもっさりでした。上限が60FPSなのでゲーミングモニターを使わず通常のモニターであれば、あまり気にならないレベルではあります。
ということで、コスパが良い「Core i3 12100+RTX3050」の組み合わせでも、エルデンリングを楽しむことは可能です。軽量な3Dゲームならば144FPSも狙えるので、実はかなり優秀な組み合わせかもしれません。