知名度は低いが信頼できるパーツメーカー

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BTOパソコンやゲーミングPCの世界では、台湾のパーツメーカーが非常によく知られていますよね。

ASUSやASRockなど、老舗のPCパーツメーカーがしのぎを削っています。しかし、こうした老舗・大手以外でも信頼できるパーツメーカーは存在するのです。

そこで今回は、あまり知られていない信頼できるメーカーを紹介したいと思います。

Micro-Star International(マイクロスターインターナショナル)

こちらはあまり知られていないというよりも、この形式の表記を見たことがないという方が多いでしょう。

単語の頭文字を見るとすぐわかるのですが「MSI」の親会社です。日本国内では「MSIコンピューター」や単に「MSI」といったロゴがプリントされたパーツが多いですよね。

「Micro-Star International」表記でパーツをリリースすることは少ないようですが、電源などではたまに見かけます。

ニプロン

ニプロンは兵庫県を拠点とする日本の電源メーカーです。こちらも一般向けのPCパーツメーカーとしては少しマイナーかもしれません。

ニプロンは産業用電源の製作・販売に強みを持つメーカーなのですが、最近は一般向けPC電源も販売しています。

見かけは素朴なシルバーの筐体なのですが、大容量でありながら変換効率が非常に高く、安定した電源を作ることで定評があるメーカー。

自社でECも運営しており、ATX電源が気軽に買えるようになっているので是非チェックしてみてください。

公式ECサイト:https://www.nipron.co.jp/product_info/conditions_search.cgi?mode=view&generation=on

親和産業

親和産業は東京都狛江市を拠点とする日本のPCパーツメーカーです。

日本国内では、「クマグリス」として知られる「Thermal Grizzly」の正規代理店でもあります。

親和産業は、ケースファンやヒートシンク、スロットクーラー、ファンガード、フィルターなど冷却関連パーツの販売が主力のようです。

パッケージや広告が派手ではないので、地味な印象がありますが、豊富な実績をもつメーカーのひとつ。

秋葉原のPCショップや大手家電量販店に商品を卸しているので、気になる方はチェックしてみてください。

汐見板金

汐見板金は埼玉県を拠点とするPCケースメーカーです。もともとはPCパーツを製造していたわけではないようで、公式サイトでも「町工場」と自称しています。

汐見板金が得意とするのは増設パネルなどの金属板製品ですが、ハイエンドPCケース「AX2」も一部のマニアから定評があります。

設計・製造を国内で完結させたフルアルミのミドルタワーケースで、どちらかといえば「古き良き時代のケース」なのですが拡張性は抜群。

また工作精度ももちろん良いので、「良いものを長く使いたい」という方にはぴったりかもしれません。

知人が汐見板金のAX1というPCケースを使っていたのですが、見た目は地味でスタンダードなものの、実用性が高く丈夫な印象を受けました。

国産のパーツメーカーもあなどれない

このように日本国内にも高品質なPCパーツを作るメーカーは沢山あります。

国産なので人件費などの関係から価格は高めなのですが、品質や安定性も高いことが特徴です。

もし、自作やカスタムに慣れてきて「たまには海外勢以外のパーツを使ってみたいな」と感じたら、こうした国内メーカーにも目を向けてみてください。

総じて「見た目は地味」ですが、品質は確かなので安心できますよ。