キーボードの故障パターン3選

※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

ゲーミングPC周辺機器の中でも、故障率が高いと思われるキーボード。「全然壊れない」という方と「もう○台目」という方に分かれる気がしますね。

ちなみに私はここ2年程で、キーボードの故障ブームが来ています。(それ以前は5年ほど故障を経験しませんでした。)

今回はキーボードが故障するパターンと、前兆、対策についてまとめてみました。

キーボードの故障パターンは大きく3つ

まず、キーボードの故障パターンですが私の中では以下3つのパターンに分類されると考えています。

  1. チャタリング
  2. 汚れによる故障
  3. バックライトや印字の消耗

私は全てのパターンを経験しましたので、故障時にどうなるかや前兆について紹介していきますね。

1. チャタリング

キーボードの故障の中で最もメジャーかつ対策が難しいのが、チャタリングです。

念のため解説しておくと、チャタリングとは「キーの押下回数と実際の入力回数にズレが生じ、意図しない回数の入力が行われてしまうこと」です。

実はこのチャタリング、PC周辺機器の言葉ではなく、工業用品全体に使われる用語なのだとか。厳密にいえば「意図せず起こる、微細かつ高速な機械的振動」のことだそうです。

キーボードの場合は、接触不良などが原因で基盤にオン/オフの信号が高速で入力されてしまい、「Tを1回おしたのに、tttttと入力される」といった事象になりますね。

チャタリングが起こる前兆ですが、まずキーの反応が鈍くなります。その後しばらくして、「Aを1回おしたのにaaと入力される」という事象がたびたび起こるようになり、やがて「入力されないか、複数回入力されるか」という2択になってしまいます。

対応方法としては、キーの反応をキャンセルするツール「ccchattttter」などを使う方法がありますが、最近のPCはこうしたツールでも治らないことが多いですね。実際に私も昨年、このツールを入れてみましたが改善されませんでした。

別な方法としては、「キートップを外して清掃」「キーボードを取り外して、電気が通っていない状態で30分放置」などがあります。

ホコリや静電気が原因の場合はこれで改善しますが、もしそうでない場合は

  • Microsoft IMEからGoogle 日本語入力への切り替え
  • Google日本語入力において、一般タブで「選択候補のショートカット」を「なし」に変更
  • サジェストタブですべてのチェックボックスをオフに
  • サジェストの最大候補数を1に変更

といった対策も視野に入れてみてください。これでも改善しない場合はもう、買い替えたほうが早いですね。

2. 汚れによる故障

キーボードを隅々まで掃除する人は結構少ないらしく、数年間にわたってたまったほこりがキートップと軸の周辺に溜まっていることがあります。

このホコリが何かの拍子に基盤に達してしまい、そこから接触不良が起こって故障、というのはそこそこあるケースなのだとか。

前兆としては前述のチャタリングが起こったり、特定のキーだけが反応しなくなったりするのですが、突然死もあるだけに意外とやっかいです。

故障してしまうと汚れを取り除いても改善しないので、1年に一度くらいはキートップを外してエアダスターで清掃してみてください。

特に「甘い飲み物」をこぼしたことがあるキーボードは、糖分が徐々にホコリを集めてしまい、時間差で壊れることがあります。コーラやモンスターエナジー系などは要注意ですね。

3. バックライトや印字の消耗

これを故障と言えるのかは微妙なのですが、意外とやっかいなのがバックライトや印字の消耗による視認性の低下です。

ブラインドタッチをマスターしていても、キーの視認性が低下すると不便なことに違いはありません。バックライトは手元に照明を置けばよいですが、印字の劣化はどうしようもないですよね。

もしWASDあたりに薄れが出てきたら、キートップを別に購入しておくと良いです。アマゾンなどでキートップだけを買うことができますので、予備として確保しておきましょう。