パソコンのメンテナンスに役立つ「手回しネジ化」

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パソコンを組み立てるとき、ネジと悪戦苦闘した経験がありませんか?ネジの存在は、予想以上にストレスになるもの。そこで、快適にパーツ交換やメンテナンス、掃除などができるよう工夫しておきましょう。

PCに使われるネジの種類は主に3つ

PCで使われるネジは大きく3種類で、「インチネジ」「ミリネジ」「手回しネジ」となります。

インチネジは直径が太く、ネジ山の感覚が広いことが特徴。PCケースのサイドパネルやPCIスロットのブラケット部分、電源固定用などに使われることが多いです。

ミリネジはインチネジよりも細めでネジ山の感覚が狭く、整然としたイメージのネジ。光学ドライブや2.5インチHDD、SSDなどに使われます。よくSSDへの換装で取り外すネジは、ほとんどミリネジですね。

最後の手回しネジは、ヘッドの部分がギザギザになっていて大きく、指でつまめるようになっているタイプのネジです。最近のPCケースは殆どこの手回しネジが採用されているように思います。

ある程度まではドライバー無しで締めることができ、開けるときも道具は必要ありません。PCケースのサイドパネル部など、よく開閉する部分にはこの手回しネジが非常に便利です。

可能な限り手回しネジ化!メンテナンス性向上

手回しネジにもインチネジとミリネジがあります。インチネジとミリネジが使われている部分を、可能な限り手回しネジ化すれば、メンテナンス性が向上します。

例えばPCIスロットのブラケット部分などは、グラフィックボードの付け替えで良く取り外しますので、手回しネジ化しても良いでしょう。

ちなみに、PCケースのサイドパネルを両方取り外すと、配線の整理やパーツの組付けがしやすくなります。PCケースのネジ全体を手回し化しても良いかもしれませんね。

BTOパソコンショップなどでネジセットが売られていますので、パーツを買うついでにまとめ買いしておくと良いでしょう。

PCの仮組みやパーツの取り付けテスト時に手回しネジが豊富にあると、組み立てや解体がしやすくなってストレスが減りますよ。

ネジ穴を傷めないように注意!

ネジは手持ちさえあればいくらでも交換できますが、ネジ穴を痛めてしまうとパーツの組付け自体が出来なくなります。

ネジ穴がインチネジ対応なのかミリネジ対応なのかをチェックしておき、異なる種類のネジを無理やりねじ込まないよう注意しましょう。

ネジ穴が痛むと本当にやっかいで、パーツの組付けが不安定になります。特に電源部やPCIスロットなど、大きく熱のあるパーツを組み付ける時は注意してくださいね。