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圧倒的な小ささと処理性能から、ゲーミングPCの標準装備になりそうなM.2 SSD。じつは、いくつかの「型」があることをご存じでしょうか。
この型はSATAやPCIeといった接続方式とは別の規格で、M.2 SSD選びの重要なポイントになります。
M.2 SSDの「Type」とは何か?
M.2 SSDをよく見てみると、製品によって「Type2260」や「Type2280」といった表記が見つかります。このTypeとは、簡単に言えばM.2 SSDのサイズ(端子の大きさ)を表すもの。4桁数字の前半2桁が「幅」を、後半2桁が「長さ」を表現しています。
つまり、Type2280であれば、幅22ミリで長さが80ミリということになるわけです。このサイズをマザーボードと一致させないと、せっかくのM.2 SSDが無駄になるため、十分に注意しましょう。
主流は「Type2280」
2018年現在、M.2 SSDの主流は「Type2280」です。最も長いタイプのM.2 SSDですね。ヒートシンクを付けたり、PCIカードタイプに変換したりするのは、大半がこのType2280です。Type2280であれば、大半のマザーボードが対応しているため、融通が利きやすいというメリットがあります。
また、基盤の長さの関係上、容量も大きくしやすく、M.2 SSDの中ではコストパフォーマンスに優れた型といえるかもしれません。
最近ではPCIe接続(NVMe)であっても、2万円台前半で500GB以上の容量が見込めます。例えばサムスンの「960 EVO M.2 MZ-V6E500B/IT」ですね。V-NANDとPCIe接続を採用した高速モデルでありながら、500GBで価格は22000円。
通常のSSDに比べるとまだまだ割高ですが、その小ささと圧倒的な処理性能で、ゲーミングPCの性能を押し上げてくれます。
大容量化が進むM.2 SSD
すでにM.2 SSDは、容量2TB前後のモデルも登場しており、近い将来、1TBクラスがボリュームゾーンになると考えて良いでしょう。熱処理には課題が残りますが、それさえクリアできれば、選択しない理由はないというところまで来ています。
M.2 SSDは温度が上がりやすいので導入の際には「M.2 SSDにヒートシンクは必須か?その効果を検証」の記事も参考にしてください。
ちなみにドスパラ、マウスコンピューター、パソコン工房、ツクモといった大手BTOショップでは、M.2 SSD搭載モデルが増えています。これからはBTOパソコンでも、M.2 SSDに対応したモデルを選んでいきたいですね。