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マザーボードには、キーボードやマウスをはじめとする各種デバイスを繋げるためのコネクタが数多く取り付けられています。これを外部コネクタといいます。このコネクタを通して、PCにUSBフラッシュメモリ、モニターなどさまざまな機器を接続、認識させることができます。
ただ、あまりにも多くてどれがどれだか分からない、といった状況は初心者の頃に起こりがちな問題のひとつです。本稿では、そんなマザーボードの外部コネクタでメジャーなものの役割を解説していきます。
代表的なマザーボードの外部コネクタ
PS/2(ピーエスツー)コネクタ
円形の2種類のコネクタ。旧式のマザーボードにはほぼ必ず組み込まれています。緑がマウスで、紫がキーボードの接続用に使われていますが、近年のマウス、キーボードはUSB接続のものが主流のため、ここ数年でリリースされたマザーボードには組み込まれていないものもあります。
パラレルポート、シリアルポート
パラレルポートはプリンターとパソコン本体を接続するためのコネクタで、シリアルポートはシリアル通信用のコネクタです。PS/2コネクタ同様、どちらも近年ではUSB接続が主流のため、マザーボードに搭載されることが少なくなっています。
サウンドポート
パソコン本体とオーディオ機器を接続するコネクタです。緑色の出力端子、青色のライン入力端子、桃色のマイク入力端子が標準搭載されています。
5.1チャンネル、7.1チャンネルスピーカーコネクタが存在するサウンドポートは、8チャンネルオーディオポートとも呼ばれます。
USBポート
USBケーブルを接続するコネクタです。USB2.0ポートとUSB3.0ポートの二種類があり、近年のマザーボードではUSB3.0ポートは標準装備になっています。
LANポート
RJ-45とも呼ばれる、パソコン本体とLANケーブルを接続するコネクタです。マザーボードによっては2つ付いていることもあります。ほぼ全てのマザーボードに搭載されています。近年のマザーボードでは、ほとんどが1000Mbps対応のGigabitとなっています。
D-Sub15ピン
アナログRGB、VGAとも呼ばれる、アナログモニターと接続するためのコネクタです。こちらもほとんどのマザーボードに搭載されています。
VGA、DVI、HDMIポート
映像出力を担うコネクタです。近年のHDグラフィックスを内蔵するCPUには、このコネクタが標準搭載されているものが多いです。
マザーボードの外部コネクタは確認しよう
PS/2コネクタやパラレルポートのように、近年ではマザーボードの搭載率が低いコネクタがいくつか存在します。PS/2端子を持つキーボードなどを使用している場合、マザーボードによっては搭載されていない場合があるということを覚えておきましょう。
自分が普段使っているデバイスのコネクタを持つマザーボードを選ぶようにしていきたいですね。