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キリが良く、手を出しやすい「5万円」という予算でゲーミングPCが作れるならば、どんなに良いことか。私も過去に5万円を目指してPCパーツを買い集めたことがありました。
しかし、どうしても欲が出てしまい、なかなか予算内におさまらないのが実情です。
一方、近年はローエンド~ミドルレンジ帯のパーツのコストパフォーマンスが上がったことで、安くても性能の良いPCが作れるようになりました。
そこで、Windows11時代に5万円の予算でゲーミングPCを作る場合のモデルを紹介したいと思います。
「そこそこの性能で5万円」の参考例
Windows 11はWindows 10からのアップグレードに頼るとして、ハードウェアだけでWindows11対応の「そこそこな性能」を考えてみました。
私はいつも、自作PCを組む場合、CPUを最初に決め打ちします。ゲーミングPCならGPUでは?と感じるかもしれませんが、最終的にはCPUの性能が長期にわたってPCを支配しますし、GPUのランクもCPUに依存するからです。
5万円という予算の中で私が選んだのは「Core i5 10400」でした。2021年12月時点では準最新世代ですが、ミドルレンジCPUの中でも非常にコスパが良い製品です。
価格は2万円を少し下回る程度。GPUもGTX1660Tiクラスまでならボトルネックになることは無いでしょう。4K環境は厳しいですが、フルHD~WQHD程度の画質ならば、FPSを落とさずにプレイできるPCが組めそうです。
このCore i5 10400を中心として、予算5万円の構成を考えると以下のようになりました。
・CPU:Core i5 10400 …19800円
・SSD:Crucial P5CT250 P5SSD8JP(M.2 SSD)…約6800円
・メモリ:Crucial CT8G4DFS832A(8GB×1)…約3200円
・マザーボード:ASUS PRIME B560M-K…約8500円
・ケース:COOLER MASTER Master Box MB400L…約5000円
・電源:玄人志向 KRPW-BR550/85+…約5000円
合計48300円
OSは流用、GPUは無しでそこそこの性能が5万円未満になりますね。一応、CPUは内蔵グラフィック有のモデルですから、3Dゲームをしなければ普段使いでは何ら問題ないでしょう。
しかし、ゲーミングPCであるかぎり、独立GPUは必須。高騰しつづけるGPUを考慮すると、そこそこの性能であっても+2~3万円程度は覚悟しなければいけません。
もうここまででお分かりかと思いますが、GPUが高騰している影響もあり、今は「5万円以下でそこそこの3Dゲームを楽しめるPC」を作ることは不可能になっています。
ギリギリのラインは8万円程度
ではいくらなら「そこそこのゲーミングPC」を作れるかというと、私の計算では「8万円」がぎりぎりのラインだと感じています。
上の構成ではめもりを8GBにおさえていますが、16GBが望ましいのでメモリ1枚追加で+3200円。
GPUはGTX1650が約25000円、GTX1660以上は5万円を超えてしまっているので除外、とすると大体合計8万円というラインが見えてきます。
GPUの高騰はしばらく続くとみられるため、できれば10~12万円の予算を確保して自作するほうがベターです。低価格なゲーミングPCを自作するには少しつらい時期ですね。
もちろん、GPUとOSを流用するというのであれば十分に可能ですが…。移行や組み立ての手間を考えると、BTOパソコンのほうがお得かもしれないですね。