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環境問題への関心が高まる中、ゲーミングPCの分野でもサステナビリティが重要視されています。高性能なゲーミングPCは大量の電力を消費し、多くの電子廃棄物を生み出しますよね。
環境に優しい自作PCは、今後のトレンドになるかもしれません。そこで今回はサステナビリティに軸足を置いた自作PCの作り方をまとめてみました。
エネルギー効率の高いパーツ選び
まず消費電力から。ゲーミングPCの消費電力を抑えるためには、エネルギー効率の高いパーツを選ぶことが重要です。
CPU
AMD Ryzen 5 5600XやIntel Core i5-12600Kなど、省電力性能と高性能を兼ね備えたモデルがおすすめです。
ミドルレンジクラスのCPUは、アイドル時の消費電力と必要なときのパフォーマンスのバランスが良く、相対的に消費電力が小さくなります。
GPU
NVIDIA GeForce RTX 3060やAMD Radeon RX 6600 XTは、最新のグラフィック技術を搭載しながらも、省電力設計が施されています。
特に、NVIDIAの「Max-Q」デザインは、性能と省電力のバランスが優れています。ノートPCならMax-Qは積極的に選びたいですね。ただし性能は多少落とされているので注意が必要です。
高効率電源ユニット
80 PLUS認証のある電源ユニットを選ぶことが基本です。特に、80 PLUS GoldやPlatinum認証の電源ユニットは、変換効率が高く電力の無駄を減らします。
SeasonicやCorsairの製品が信頼性と効率性で評価されています。
リサイクル素材の活用
最近は環境負荷を軽減するためには、リサイクル素材を利用したパーツやケースを製作するメーカーが増えました。
ケースは、Fractal Designの「Define R6」やNZXTの「H510」シリーズが該当しますね。これらはリサイクル素材を使用して製造されています。
また、再生プラスチックやリサイクル金属を使用した部品を選ぶことが重要です。例えば、Logitechの「MX Master 3」マウスは、再生プラスチックを使用して製造されています。
ソフトウェアを使用した省エネ設定の方法
パーツ選びだけでなく、PCの設定や管理を工夫することで、さらなる省エネが可能です。
電源設定:WindowsやMacの電源設定で、省エネモードを選択します。これにより、アイドル時の電力消費を抑えることができます。また、使用しないときに自動的にスリープモードに移行するよう設定しましょう。
冷却管理:ソフトウェアを使用してファンの回転速度を調整することで、効率的な冷却と省エネを両立させます。例えば、MSIの「Afterburner」やCorsairの「iCUE」を使用すると、ファンの動作を最適化できます。
定期的なクリーニング:埃が溜まると冷却性能が低下し、余分な電力を消費します。定期的にPC内部を掃除し、フィルターやファンを清潔に保つことが重要です。
適切なパーツのアップグレード:古いパーツを新しい省エネ設計のものにアップグレードすることで、全体の消費電力を削減できます。特に、SSDへの換装は消費電力を大幅に減らすことができます。
サステナブルな自作PCの例
サステナブルな自作PCの具体例を紹介します。
CPU:AMD Ryzen 5 5600X
GPU:NVIDIA GeForce RTX 3060
メモリ:16GB DDR4
ストレージ:1TB NVMe SSD
電源ユニット:Seasonic 80 PLUS Gold 650W
ケース:Fractal Design Define R6
全体的にミドルレンジクラスのパーツでまとめており、リサイクル素材を使ったケースに装着しています。
サステナブルに配慮すると、自然とコスパが高いPCになることに気が付くはず。ハイエンド環境を必要としていないならば、環境とお財布にやさしいPCを作ることができます。
また、エネルギー効率の高いパーツを選び、リサイクル素材を活用し、適切な省エネ設定を行うことで快適なゲーミング環境を実現できます。