Xeonはゲーム用CPUとして使えるのか?

Xeon(ジーオン)というCPUをご存じでしょうか。自作PC初心者には馴染みが薄いCPUかもしれませんね。Xeonは、Intelのサーバー用CPUで、Coreシリーズと双璧をなすIntelの看板商品です。

本来はサーバーやワークステーション用のCPUであるXeonを、ゲーミングPCに組み込んだらどうなるでしょうか。今回はCoreシリーズの違いを含めながら、Xeonについて詳しく解説したいと思います。

XeonとCore i7はどう違う?

ゲーミングPC用CPUといえば、IntelのデスクトップPC向けハイエンドモデル「Core i7」を思い浮かべる方が多いでしょう。

最近では物理コア数も着々と増え、かつてのサーバー用CPUと大差ないものになってしまいました。では、XeonとCore i7の違いはどこにあるのでしょうか。

結論から言うと、最も大きな違いは「対応しているメモリ容量」です。

たとえば、Core i7 8700Kが対応できる最大メモリ容量は64GBです。一方、Xeon E7-4850が対応している最大メモリ容量は、なんと約3TBです。Xeonは大容量メモリを積んだ状態で、膨大な量のデータを処理することに適してCPUなため、このような違いが出ています。

また、Core i7 8700Kは壊れたデータを修復できませんが、Xeonは修復できます。一方、Core i7 8700Kには内蔵GPUがあるものの、Xeon E7-4850にはありません。

このように、同じCPUとはいえ、かなりの違いがあることをお分かりいただけたでしょうか。

長時間稼働、低TDP、圧倒的なマルチ性能

「内蔵GPUもないし、64GB以上のメモリなんて使わないし、意味がない」。そう感じた方も多いでしょう。しかしXeonの最大の魅力は「長時間高負荷をかけても不安定にならない」ことなのです。もともとが大量のデータを常時処理する業務用サーバー向けですから、長時間稼働はお手のもの。

さらにハードな使い方をしてもTDPが低く、60℃以上になることは稀です。また、最近のゲームタイトルはマルチコア対応のものが増えていますから、物理コア数が多いXeonの強みが活かせます。

Xeonなら1世代から2世代前でも、物理コア数が16や20といったモデルは珍しくありません。したがって、安定性、発熱、消費電力、マルチコア性能という4点でXeonはゲーミングPC向きといえます。

実はエコなCPUであるXeon

このように業務用サーバー向けCPUであるXeonは、意外にもゲーミングPCに適した要素を持っていることがわかります。

GPUの2枚刺しや3枚刺しにも難なく対応するため、超ハイエンドな構成でも問題ありません。むしろ、一般のデスクトップ向けCPUよりも、マルチGPU環境は得意なはずです。

シングルスレッド性能やクロック数こそデスクトップ向けCPUに劣るものの、総合的に見ればゲーミングPCにも十分使えるのです。他人とは違うハイエンドゲーミングPCを作りたいと考えているなら、Xeonに目を向けるのもひとつの方法だと思いますよ。

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