マウス軽量化は善か悪か?

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FPSやMOBAのようにマウス操作が多いゲームジャンルでは、手になじむマウスを見つけられるか否かでパフォーマンスが大きく変化します。

このとき「軽い」ことだけを注視してしまわないようにしましょう。マウスは「軽いほど負担が少ない」と考えられがちですが、実はそう単純でもないのです。

「肉抜きマウス」を使った個人的な感想

ゲーマー向けのマウスとして「肉抜きマウス」があることをご存じでしょうか?その名のとおり穴あけ加工やメッシュ加工によって軽量化を果たしているマウスで、圧倒的な軽さが売りです。

私も友人に勧められて買ってみたのですが、確かに軽さには驚きました。しかし、長時間操作していると「軽さゆえにマウス移動の精度が落ちる」ことに気が付いたのです。

これはもう個人の感覚、好みの問題なのですが、私は多少なりともマウスに重さを感じたほうが操作しやすい印象を受けました。

そもそも、ゲーミングマウスの一部には「重り」で重さを調節できるモデルがあります。これは、重さがあったほうがマウスの位置や移動を把握しやすく、結果的にエイミングの精度が上がるからです。

しかし、一般的には軽いマウスほど反応速度やポインティング精度が高まると言われているため、私の感覚だけが正しいとは言えません。

一般的なマウスと肉抜きマウスの重量差

一般的なマウスは、重さが約「70~150g」です。これに対し、肉抜きマウスでは驚異の「50g台」を実現している製品があります。

例えば、Cooler Master MasterMouseの「MM710 White ゲーミングマウス MM-710-WWOL1 MS390」ですね。総重量が53g弱となっており、これは大体500円硬貨7~8枚分です。

ゲーマー向けのマウスは「ボタンが複数ある高機能&高重量型」と「シンプルな機能&超軽量型」に大きく分けられ、どちらを取るかは個人の好み次第です。

ちなみに私の場合、マウスの重さが150g(電池搭載時)を超えてくると、長時間使用時に疲れがでてきます。そのため、最近では乾電池やバッテリー内蔵モデルはなるべく避け、シンプルで軽量なものを好むようになりました。

その私であっても、肉抜きマウスの軽さは違和感がありましたね。しかしネット上では「軽さこそ正義」という情報も見られることから、随分個人差が大きいなと感じています。

個人的なおすすめは「100g前後」

これらマウスの重さと使用感を総合すると、私の場合は「100g前後」が最も使いやすいように感じました。総重量が100gというのは、かなりシンプルな機能+ボタン配置を採用したゲーミングマウスに多い重さです。

逆に重さが70gを切ると、「スカスカした感じ」が現れ始め、ポインティングやエイミング精度が下がっている感じがありました。

実際に統計を取ったわけではないのですが、この感覚自体がストレスになるため、やはりある程度の重さは必要なのだなと再確認した次第です。

さて、みなさんはどのくらいの重さのマウスが最も手になじむでしょうか?BTOショップなどで、一度じっくり検証してみてください。手になじむモデルを見つけると、腕や肩の疲れ、ストレスなどが軽減できますよ。