10年ぶりにPCを買い換えた友人がBTOパソコンを選択した理由

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私は通算13年ほどの自作PCユーザーですが、ここ4年ほどは、メインマシンをBTOパソコンにしています。つい先日、自作を貫いてきた友人が10年ぶりにPCを買い換え、BTOパソコンに切り替えました。

今回は、完全自作派だった友人がなぜBTOパソコンを選択したのか、解説していきます。ちなみに、理由の中に「安さ」や「価格」は入っていません。

理由1:手間がかからない

友人が最も力説していたのが「手間」についてですね。自作PCはとにかく、「手間」を楽しめなければ続きません。パーツを選び、相性問題をクリアし、常にメンテナンスしていく。この作業を全て楽しめるか否かで、自作派かBTO派かが別れると言って良いでしょう。

ちなみに友人は「ドライバ集めとインストールが面倒になった」そうです。組み立てること自体は苦にならないようですが、組みあがったあとの手間のほうが大きいですからね。

理由2:パーツの流用が効かなくなってきたから

昔の自作PCと違い、ここ数年はCPUやメモリ、ストレージなどの規格変更が相次いでいます。そのため、旧PCを徐々にアップグレードし、何年も使い続ける…という技が効かなくなってきているのです。

例えばCPUにしても、世代が変わると新しい機能が登場します。新しい機能は、最新のマザーボードでなくては使用できないことが大半です。マザーボードソケットの規格・形状は同じであり、CPUは動いても、せっかくの新機能が使えないのではあまり意味がありませんよね。

友人も「世代間の移行のために大半の主要パーツを買い換えるなら、いっそ割の良いBTOパソコンを買ったほうが良い」と思い始めたそうです。特に最近は、AMDとIntel、AMDとNvidiaの力が拮抗してきていて、次々に世代交代が起こりますからね。

理由3:修理や不具合を丸投げできるから

自作PCとBTOパソコンの最大の違いは「保証の有無」です。自作PCでは、パーツごとに保証期間があるものの、組みあがったPCには保証がありません。

一方、BTOパソコンは、組みあがったPC自体に1年~5年程度の保証が付けられます。不具合の調査、特定、交換部品の手配、分解の手間などを考えると、保証は本当に心強いもの。

自作PCの場合、最終的に不具合を特定するまでに数か月かかることもありますからね。特にKP41病などにかかると…ハードウェア・ソフトウェア含めて膨大な項目をチェックする羽目になります。

自作PCかBTOパソコンかは「試行錯誤」を楽しめるかで判断

もし自作PCかBTOパソコンかで悩んでいる場合は、試行錯誤を楽しめるかどうかで決めるべきです。

自分で色々試したい、不具合調査も苦にならないのであれば、自作PCは良い選択肢です。BTOパソコンよりもコスパが良く、自分だけのオリジナルPCが組めますからね。

一方、「試行錯誤よりもゲームにかける時間が欲しい」というのであれば、BTOパソコンを選ぶべきでしょう。完全自作よりもスペックやコスパが落ちても、総合的にバランスが取れたゲーミングPCを、何の心配もなく使い続けられます。

ベテランの自作PCユーザーでもBTOパソコンに移行する機会が増えているため、単純なコスパだけでは判断できないことを覚えておいてください。