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テレビ離れが話題になって結構な時間が経ちますが、テレビはすでに放送を見るためだけの機械ではありません。
今ではyoutubeやNetflixなどオンラインにも対応していますし、ゲーム用の大型モニターとしても活用できますよね。
特にゲーム用モニターとして使ってみると、「テレビもまだまだ存在価値があるな」と痛感することが多いです。
そこで、テレビのゲーム向け機能をメーカー別に整理してみました。
パナソニック
パナソニックでは、2020年モデルから「ゲームコントロールボード」というアプリを標準搭載するものが増えています。
ゲームコントロールモードとは、ゲーム用の映像信号を詳細に表示したり、ゲーム向け機能の設定を一括で操作したりするものです。
一般的なゲーミングモニターの調整機能に近いもので、これまでのテレビには無かった画質の調整なども可能です。
また、有機EL対応のテレビでは低遅延を実現するダイレクト60Hzモードに対応しているモデルもあります。
LG
LGでも60Hz入力時のダイレクト60Hz駆動に対応しているモデルが増えています。
また、ゲーム中の画質や音声を設定する「ゲームオプティマイザ」やゲーム向けの設定を表示できる「ゲームダッシュボード」なども搭載。
さらにNVIDIAのG-SYNCやAMDのFreeSyncといったティアリング・カクつきを回避するための機能にも対応しているようです。
もともとLGは液晶ディスプレイメーカーとしてPCモニターを製造してきましたので、ゲーム向け機能は得意としていることでしょう。
個人的には「ゲーム用モニターをベースしてテレビを作っている」という感覚に近いです。
REGZA
REGZAはテレビメーカーの中でもいち早くゲーム向け機能を充実させてきました。
中でも特徴的なのが、低遅延を回避するための「瞬速ゲームモード」ではないでしょうか。今でこそ当たり前になりましたが、本格的なテレビを作っているメーカーでは珍しいモードだったと思います。
最近では有機ELモデルであるX9900Lシリーズで、60Hz信号を120Hzに変換せずそのまま表示する「オリジナルフレーム駆動」が採用されています。
他社のダイレクト60Hz駆動機能と似たようなものですが、オリジナルフレーム駆動により約2.4msまで遅延を低減できるとのこと。
一般的にテレビでゲームをプレイすると解像処理が入るために遅延が発生しやすいのですが、オリジナルのフレームレートと画質の両立を達成しています。
シャープ
シャープでは「HDMI2.1」対応が目玉のようですね。HDMI2.1では4K120Hz動作やVRR、ALLM、eArcなどゲーム向けの機能が揃っています。
他社のように独自機能を設けている感じは薄いのですが、手堅くゲームに対応しているイメージです。
ゲーム向け機能は「低遅延」がメインか?
こうしてみると、テレビメーカーのゲーム向け機能は「ダイレクト入力による低遅延」がメインになっているようですね。
あとはゲーム向け設定の一括操作・表示機能でしょうか。つまり、どんどんゲーミングモニターに近づいているといえます。
一方でコントラストや発色などは非常に優秀なモデルが多いので、100Hz以上のリフレッシュレートにこだわらないのであれば、テレビでもしっかりPCゲームを遊べそうです。
個人的には、FPS以外の分野であればすでにテレビでも十分な気がします。