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中古パーツを探していると、手が届きそうなパーツは結構な確率で「Cランク品」だったりしませんか。私はよくあります。
中古パーツのランク付けは販売する業者によって定義が異なるのですが、だいたい格安になるのはCランクからです。
しかしAやBランクならまだしも、Cランクなんて大丈夫か…?と疑ってしまいますよね。そこで、これまでの経験をもとにCランク中古品が実際にどの程度の品物なのかを解説します。
Cランク中古品の特徴
Cランク中古品は、それなりに使用されてきたパーツであり、当然のことながら使用感があります。それゆえに比較的低価格で入手できることが特徴です。
また、傷や機能については以下のとおり。
傷の具合
Cランク中古品は使用に伴う傷や損傷が見られることがあります。
傷の具体的な状態は出品者によって異なりますが、傷やスレ、汚れ、小さなへこみなどが見られること多いですね。ただし、パフォーマンスには直接的な影響を与えないものが大半です。
機能性
Cランク中古品は、一部の機能に制限がある場合があります。例えば、ノートPCならば一部のポートやスロットが使用できない、画面の輝度が一定以上に上がらないなどですね。
業者によってはDランクもしくはジャンクとするような品物が混ざっていることがあるので、まさに玉石混交。良心的な業者なら「見た目が少し汚いだけ」で済むのですが、機能面で制限があると警戒しちゃいますね。
保証
Cランク中古品は通常、保証期間やサポートがかなり限定されます。BTOの大手であれば数か月の保証がつくこともありますが、中小業者や個人店では保証なしとしていることが大半です。
Bランクとの違い
Bランクは「見た目に若干の使用感があるがそれ以外は良好」といった内容が大半。機能面の制限や経年劣化もほとんどありません。バッテリーや画面の劣化が出てくるのはCランクからなので、この点が大きな違いですね。
大手の中古Cランク品の定義
Cランク品は販売する業者によってかなり程度が異なるので、ここでは比較的大きいところを参考にしてみましょう。
Qualitの中古Cランク
まず中古PC販売が人気の「Qualit」ですが、中古Cランクについては「傷や使用感が見られる」という定義のようです。
ちなみに保証もしっかりついていて、PCであれば12か月程度が多いですね。中古Cランクなので格安ですが、1年保証なのは非常にありがたいところ。
ドスパラの中古Cランク
次にBTO大手のドスパラです。ドスパラでは、中古Cランクを「破損は無いが、使用感や経年劣化を感じる商品」と定義しています。参考(https://www.dospara.co.jp/used/sale_tokushu_41.html)
PCであれば、キーボードのテカりや外装の塗装ハゲ、目を凝らさなくても見える傷などが該当するようです。一方、機能面について言及がないので動作は問題ないでしょう。
ちなみにドスパラではモバイル会員登録で3か月保証がつき、有料(商品代金の10%)で1年まで保証が延長できます。
イオシスの中古Cランク
最後に、モバイル端末の中古売買を手掛けるイオシスも紹介しておきましょう。イオシスの中古Cランクは「経年劣化に該当しない目立つ傷、ひび割れ、付帯パーツの劣化または欠品などの状態が見られる商品」と定義されています。参考(https://iosys.co.jp/guide/goods/rank.html)
スマホの場合は防水キャップや裏フタの欠損も含まれるようなので、前述の2社よりも少し程度は落ちそうですね。ちなみに保証は3か月です。
中古Cランクはかなりの目利きが必要
このように中古Cランクは、基本的に「見た目がそれなりにヘタっている」商品が該当します。加えて、一部に機能的な劣化が見られることもあります。
私が過去に購入したものを振りかえると
・梱包や説明書が一切ないGTX1060(ファンに少し汚れがあり、軸の回転音がややうるさい)
・サイドパネルの一部にへこみがあるPCケース
・キーキャップのいくつかが異様に外れやすいノートPC
などがありました。やはり使っていくうちに不満がでるものが多かったですね。ちなみに中古Cランクは、高いのか安いのかよくわからない値付けの商品も多いので、目利きが要求されます。
どうしても欲しいパーツを中古Cランクで探すならば、まずは大手企業のサイトから探していきましょう。オークションやフリマでのCランク品はかなり見極めが難しいので、初心者のうちは手を出さないほうが無難です。