あの有名ソフトは今?90年代から2000年代の著名ソフトの現状

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インターネットが世に普及していった90年代から2000年代、さまざまなソフトが世間の話題となりました。

今も優秀なアプリが多いのですが、当時は「ここまでのものがタダで使えるのか」と驚くようなソフトが沢山あったのです。

また、現在の生活を支えてくれる様々なアプリは、当時の優秀な無料ソフトがあったからこそ生まれました。

今回は、過去に流行した著名ソフトの現状をまとめて紹介します。

90年代から2000年代に流行した著名ソフトの今

今回は、以下10個のソフトウェアをピックアップ。特徴と現在の状況を合わせてまとめました。

1. Netscape Navigator

インターネットの黎明期に最も人気のあったWebブラウザの一つ。ユーザーフレンドリーなインターフェースと、当時としては革新的な機能を提供しました。

2008年に公式サポートが終了し、開発も停止されました。Mozilla Firefoxへ技術が継承され、Netscape Navigatorの精神は現在も生き続けています。

2. Winamp

MP3ファイルの再生に革命をもたらしたメディアプレイヤー。カスタマイズ可能なスキンやプラグインが特徴で、ユーザーに多大な自由度を提供しました。

2013年にAOLによって開発が停止されましたが、その後2018年には新バージョンのリリースが予告され、現在も開発の兆しがあります。公式サイトでは依然としてダウンロード可能です。

3. Adobe Photoshop 5.0/CS

プロフェッショナルな画像編集ソフトウェアのスタンダード。広範な編集ツール、フィルター、プラグインにより高度な画像処理が可能です。

Adobe PhotoshopはAdobe Creative Cloudの一部として提供され、業界標準の地位を維持しています。定期的なアップデートにより、最新の画像編集技術に対応しています。

4. Napster

音楽ファイルのピアツーピア共有を可能にした革新的なサービス。オンライン上での音楽の共有と配布のあり方に革命をもたらしました。

法的な課題に直面した後、Napsterは著作権を尊重する合法的な音楽ストリーミングサービスへと変貌を遂げました。

5. ICQ

最初期のインスタントメッセージングサービスの一つ。独特なUIN(ユニークな識別番号)を用いてユーザー同士が通信できました。

一時期の勢いはないものの、ICQは現在も運営されており、特にロシアを中心にユーザーベースを持っています。

6. Skype

インターネット経由での音声通話やビデオ通話、インスタントメッセージングを提供するソフトウェア。低コストで国際通話ができることで一躍人気に。

Microsoftに買収された後、ビジネス及び個人向けのコミュニケーションツールとして広く利用されています。Microsoft Teamsに一部機能が統合されつつありますが、依然として独立したサービスとして運営されています。

7. Google Earth

衛星画像や航空写真、GISデータを基にした地球表面の3D表現を提供する仮想地球儀ソフトウェア。地理的な情報を直感的に探索できることが特徴。

教育、研究、旅行計画など、多方面で利用されています。Googleは定期的にデータを更新し、新機能を追加しています。また、Google Mapsとの連携も深めています。

8. Microsoft Encarta

1993年にMicrosoftによってリリースされたデジタル百科事典。多数の記事、画像、地図、動画などを含み、学習ツールとして大変人気がありました。

オンライン百科事典の台頭とインターネットの普及により、2009年に製品版の提供が終了しました。現在は使用されておらず、デジタル百科事典の時代の終わりを象徴する事例の一つとなっています。

9. RealPlayer

1995年にRealNetworksによってリリースされたメディアプレーヤーソフトウェア。インターネット経由でのストリーミングオーディオやビデオの再生が可能で、初期のインターネット放送において重要な役割を果たしました。

ダウンロードして後で再生する機能もあり、フリーのメディアプレイヤーといえばRealPlayerでしたね。

現在もRealPlayerはRealNetworksから提供されていますが、かつてほどの人気はありません。競合する多数のメディアプレーヤーやオンラインストリーミングサービスの登場により、マイナーな存在に。

10. AIM (AOL Instant Messenger)

1997年にAmerica Online (AOL)によってリリースされたインスタントメッセージングサービス。テキストメッセージ、ファイル共有、リアルタイムのオンラインプレゼンス表示などの機能を備えており、2000年代初頭には広く利用されていました。そのシンプルなインターフェースと広範な利用者層は、オンラインコミュニケーションの黎明期を代表する存在でした。

AIMは2017年にサービスを終了しました。ソーシャルメディアプラットフォームや他のインスタントメッセージングアプリの登場により、その需要は徐々に減少しました。AIMの終焉は、インターネットコミュニケーションの進化とともに、一つの時代の終わりを象徴しています。

消えゆくアプリはどこで確認できる?

こうした古いソフトウェアの本体ファイルは、いくつかのアーカイブサイトで保存されていることがあります。

例えば、OldVersion.comやOldApps.com、Wayback Machineなどですね。もし古いソフトウェアを使ってみたい場合は、こうしたサイトで情報を集めて見てください。

ただし、脆弱性が存在する場合が多いのでセキュリティ対策は万全にしておきましょう。