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ゲーミングPCの予算として妥当なラインは人によって大きく異なります。ただし、ここ3年程で最低予算のラインが上がったことは確かです。
そこで今回は、ゲーミングPCを新規で組む(購入する)場合の最低予算を「初心者向けに」解説したいと思います。
基本は15万、25万、30万円超の3パターン
結論から言うと、2024年時点のゲーミングPCは以下3つの価格帯に分類されます。
15万円~のゾーン
エントリークラスのゲーミングPCです。CPUはCore i5の廉価版(末尾400)で、グラボはRTX3050クラスやGTX1660クラスですね。
年末年始のキャンペーンで「無償アップグレード」がくると、グラボを1個上(RTX3060程度)にできるかもしれないといったゾーンです。
フルHDに最適化されていますが、ゲームが軽ければWQHDでもそこそこいけるといったイメージ。
また、この価格帯はAMDのほうがコスパが高く、CPUに「Ryzen7 5700X」、グラボに「RTX4060Ti」といった組み合わせでも16万円を切ります。
初心者の場合Ryzenに目がいかない方が多いのですが、どのBTOメーカーもRyzenが強い価格帯なので必ずチェックしましょう。
また、このクラスはなぜか電源がそこそこ良く、80PLUS Bronzeの650W~700Wクラスが載っていることが多いです。
日本国内の有名タイトルでいえば、ドラゴンクエスト10あたりの推奨スペックでしょうか。海外のFPSをヌルヌルでプレイするには少し性能不足。4060Ti搭載ならやっとストレスなく遊べるというイメージですね。
グラボにプラス5万円するとWQHDでもフレームレート3桁くらいを目指せるポテンシャルはあるので、予算の少ない初心者はまずここから始めると失敗が少ないです。
ただまあ、資金に余裕があるのなら次に紹介する25万円ゾーンを買ってしまったほうが満足度は高いですね。
25万円~のゾーン
ミドル~ハイクラスのゾーンで、CPUはCore i7の末尾700(14700など)、グラボはRTX4070あたりが視野に入ってきます。
AMDならばRyzen 7 7700とRadeon RX7700XTあたりの組み合わせが増えてきます。
初心者がパっと購入して満足できるゾーンはここですね。買ってから3~5年はストレスなく、大抵のゲームを遊べると思います。
ELDEN RINGのDLCやHELL DIVERS2のような重量級のゲームでも、最高画質や4Kでなければ十分に遊べますし。
BTOメーカーもこのゾーンを手厚くしていて、どのメーカーで購入しても外れが少ないです。CPUはRyzenでもCoreシリーズでも良いのですが、グラボはRTXシリーズ一択な気がします。
30万円超のゾーン
いわゆるハイエンドゾーンで、上限は50万円程度まででしょうか。CPUはIntelならばCore i9シリーズ、AMDならばRyzen 9 の末尾が「X3D(ゲーム特化型CPU)」になります。
グラボはRTX4070Ti SUPER~4080以上が目安ですね。カスタマイズを少し入れると35万円程度に収まることが多いと思います。メモリは32GB以上が当たり前になってくるのもこのあたり。
一昔前は「30万円超のゲーミングPCはオーバースペック」という風潮がありましたが、現在はそんなこともありません。
個人的には30万円台前半の構成(Core i9+RTX4070Ti SUPER+メモリ32GBなど)はとてもバランスが良いと思いますし、それこそ長く使える良スペックだと思います。
「4K画質+平均フレームレート100以上」をどのタイトルでもコンスタントに出せるのがこのクラス。WQHD環境ならばまず性能不足になることはないでしょう。
WQHDで高フレームレートなモニターを買い、30万円台前半のゲーミングPCを組むと、価格以上の体験ができると思います。
ちなみに去年あたりから私の知人が続々と移行したのがこのゾーンですね。
どの価格帯を買っても失敗は少ない
ということでゲーミングPCの最低予算を3パターンで解説しました。今更ですが、大手BTOメーカーならば、どの価格帯でも失敗することはほぼありません。
少なくとも自作よりは遥かにリスクが小さく、何かあってもまずしっかりと対応してもらえます。日本のBTOメーカーは優秀ですから。
ちなみに私は「15万円ゾーン」と「25万円ゾーン」を往復しているタイプです。これでも十分に満足できていますので、過剰な心配は不要かと思いますよ。