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Intelからついに2017年にリリースされることになった第8世代CPU「Coffee Lake-S」シリーズ。
AMDのRyzenに推され気味だったメニーコア市場で、Coffee Lake-Sの最上位「Core i7 8700K」は健闘できるのでしょうか?
今回はCore i7 8700Kの実力に迫ります。
「普段使いで最強」に成り得るCore i7 8700K
Intel社ではすでにRyzen threadripperへの対抗策として、Core-Xシリーズを投入しています。しかし、コストパフォーマンスでは押され気味です。
また、最も購入者が多いと思われるCore i5~Core i7シリーズの7000番台では、Ryzen 5やRyzen 7にやや見劣りするという見方もできます。
しかし、第8世代CPU「Coffee Lake-S」シリーズの最上位モデル「Core i7 8700K」は、普段使いやゲーミング用途において現実的なナンバー1になる可能性が出てきました。
なぜなら、一般的なIntelのデスクトップ対応CPU(Core-Xを除く)においてはじめて、6コア12スレッドというスペックを達成したからです。
これは既存のCore i7 7700Kと比べ、単純に1.5倍のコア/スレッド数です。
- 対応CPUソケット:LGA1151
- CPUコア数:6
- スレッド数:12
- 動作クロック:定格3.7GHz~最大4.7GHz
- TDP:95W
では一体どの程度性能が上がったのでしょうか。
マルチコア性能は最大150%にアップ
CINEBENCH R15を使ったCore i7 8700KとCore i7 7700Kとの比較では、マルチコア環境で146%から150%の性能アップを実現しています。
また、シングルコア性能は101%から107%のアップで、ほぼ横ばい。総合的に見るとCPU全体としては確実にレベルアップしているようですね。
ただし、Core i7 8700KはLGA1151対応とはいえ第7世代までと互換性が無く、専用のチップセット(300シリーズ)搭載のマザーボードが必要です。
また、DDR3メモリにも対応していないことにも注意しておきましょう。
BTO各社からCore i7 8700Kが先行発売
Core i7 8700Kの単体発売は2017年11月になると見られていますが、Core i7 8700Kを搭載したBTOパソコン自体は既に発売されています。
発売元は、ドスパラ、パソコン工房、サイコム、マウスコンピュータの4つで、価格はおおむね25万円から30万円前後。
特にサイコムは6モデルを発表するという力の入れ具合です。Core i7 8700K搭載BTOパソコンの登場で、2018年は6コア12スレッド以上のゲーミングPCが当たり前になるかもしれません。
これからゲーミングPCの購入やアップグレードを考えている方は、要チェックですよ。