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ゲーミングPCは冷却が命なのは言うまでもありません。しかし冷却はなかなか奥が深い分野。一方、いつも冷却のことを考えていると、ゲームに集中できなくなります。
できることから、自動的に最適な冷却が行われるようにしたいですよね。そんなPCゲーマーの望みをかなえるケースが登場しました。なんと、ファンコントロールに機械学習を用いるのだとか。一体どんなケースなのでしょうか。
NZXTの学習機能対応ファンコントローラー搭載ケース
PCケースや冷却用パーツの専門メーカー「NZXT」から、機械学習に対応したファンコントローラ搭載のPCケースがリリースされました。これまでファンコントロールは、温度センサーによってある程度は回転数の自動調節が行われていたものの、機械学習によるコントロールは初でしょうね。
具体的には、PC内のファンを温度とノイズで制御する「GRID+V3」に相当する機能を搭載しているとのこと。マザーボード上の温度センサーや、ケース内のノイズを計測するマイクを通して、ファンの回転数を常に最適化するよう機械学習していくのだそうです。
おそらく、機械学習が進むまでは既存のファンコントロールと大差ないとは思いますが、使い続けるうちに最適化が進んでいくのでしょう。市販されているPCケースでは珍しい試みのため、非常に期待してしまいますね。
注目はMini-ITXサイズの「H200i」
機械学習可能なNZXTのケースは「New H」シリーズとして位置付けられています。その中でも個人的な注目は、Mini-ITXサイズの「H200i」ですね。
スチールとガラスの設計で、長さ32.5センチまでのGPU、16.5センチまでのCPUクーラーに対応しています。どちらも制限が少なく、ほぼフルサイズで収納可能です。
また、NZXTの水冷システムとは当然マッチするので、水冷導入へのハードルも低いです。なおかつ、ファンコントローラやLEDコントローラがセットなので、これらを別に買う必要がありません。
「しっかり冷やしつつ光らせたい」ユーザーには非常におすすめできる一品ですね。価格は税込みで約2万円。
本格的なゲーミングPCにファンコンは必須!
ゲーミングPCは本格的になるほどに、ファンコントロールが重要になってきます。なぜならば、ピーク時とアイドル時の温度差が激しくなり、温度管理が難しくなるからです。
また、空冷の場合はファンコンで回転数をコントロールしなければ騒音問題が発生しがちです。良く冷え、なおかつ静かなPCでいるためには、ファンコンが必須なわけですね。
ゲーミングPC用マザーボードの多くはファンコンに対応していますから、やはりマザーボードもゲーミング仕様のものがよいでしょう。